ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

『河出書房新社』より、
『「今まで誰も語ってくれなかった本当に役立つ生き残りテクニック」を、
どうしても大人になってしまう14歳と、
うっかりそのまま大人になってしまった元14歳にお届けします・・・』
という、
『14歳の世渡りシリーズ』が出版されています。

そのシリーズの一つに、
雨宮処凛さんの『右翼と左翼はどうちがう？』という本があります。

もうすぐ衆議院が解散し、選挙も行われる・・・
というこの時期、ふと・・・
『そういえば、右翼と左翼って、どう違うんだっけ・・・？』
・・・と思ってしまったので、この本を読んでみることにしました。

右翼と左翼という言葉は、
もともと『フランス革命』から由来しています。

国民議会で、議長席から見て、
右に位置していた『保守派』を右翼、
左に位置していた『急進派』『改革派』を左翼と呼ぶようになりました。

雨宮さんに言わせると、
「右翼は日本の伝統を守り、国を愛する体育会系の人たち」
「左翼は権力が嫌いで、自由と平等を唱えるインテリ」
・・・なんだそうです。

雨宮さんはもともとは
人呼んで『ミニスカ右翼』。

街宣だけでは飽き足らず、
愛国パンクバンド『維新赤誠塾』を結成し、ライブ活動。

そのうちメンバーには、何故か左翼の人も参入し、
右翼や左翼の社交の場になってしまい、
左翼思想にも触れ、活動にも参加。

バンドは日本では全くウケず、
そのうち休止状態へ・・・。
（その代わり、反米イラクでは逆に大ウケ・・・。）

現在では、政治活動というよりは、作家として活躍されているようです。

この著書では、
日本の右翼、左翼の歴史、
現在の右翼、左翼両サイドの方々の言い分を
どちらにも偏らないように、
バランスよくまとめられており、
私も、『右』『左』に偏ることなく、
おおまかに右翼左翼のことを理解することができました。

私は・・・

『日の丸』賛成、
『君が代』賛成、
『教育勅語』賛成で、
傍から見れば、
日本の伝統を守り、国を愛する『右』寄りの人間に
思われるかもしれませんが、
実は『権力』が大嫌いですし、
医療に関しては『改革派』ですので、
『左』的な要素もある、
いわゆるホロトロピックな人間だと思っています。
（自分では・・・）

どちらにしろ、
右にも左にも偏ることなく、
より幅広い視点で、
バランスよく、よりホロトロピックに物事を考えるよう、
常々、心がけるようにはしています・・・。