2010年08月09日

認知的不協和

矢山クリニックでは、
毎朝、朝礼の際に
『朝の本読み』が行われます。

現在、
我々が読んでいる本が・・・

『すべてのサービスは患者のために
 伝説の医療機関≪メイヨー・クリニック≫に学ぶサービスの核心』


マグロウヒル・エデュケーション刊)

・・・です。

著者は、
マーケティング・医学人文学の専門家、レナード・L・ベリー氏と
メイヨークリニック・マーケティング部門の元部長、
ケント・D・セルトマン氏のお2人で、
翻訳は歯科医で翻訳家の古川奈々子女史。

『メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)』は、
アメリカ合衆国、ミネソタ州に本部の存在する
世界的に有名な総合病院で、
その歴史は100年を超しています。

矢山クリニックの歴史は約10年

人生と同じで
長く続けば良いという訳でもありませんが、
その10倍の歴史には
我々も素直に学ばねばなりません。

この著書には、
100年ブランド、
メイヨー・クリニックの素晴らしい点が・・・

『メイヨー・クリニックは・・・』

『メイヨー・クリニックでは・・・』

『メイヨー・クリニックにおいては・・・』


・・・という風に、
実に数多く列挙されているのですが、
私はこの・・・

『メイヨー・クリニック』

・・・という箇所を、
わざと・・・

『矢山クリニック』

・・・に替えて読むようにしています。

こうすると
頭の中で・・・

『認知的不協和』

・・・が起こり、
『メイヨー・クリニック』と『矢山クリニック』の間の
ギャップを埋めるためには
どのように考え、
どのように行動すべきかのアイディアが、
無意識・潜在意識の領域から湧き出てきます。

『認知的不協和(cognitive dissonance)』 とは・・・
アメリカの社会(集団)心理学者、
レオン・フェスティンガーが提唱した心理学用語。

人間は、何らかの物事に遭遇して
何かを認知した際に、
それが自分が持っている『認知』と相容れない場合、
『不協和』『不快感』『居心地の悪さ』を感じ、
その『不協和』を解消しようとします。

(ちなみに、
 『不協和(dissonance:ディソナンス)』
 『共鳴(resonance:レゾナンス)』の対義語です。)

『メイヨー・クリニック』に出来ていて、
『矢山クリニック』に出来ていないことでも、
文中の『メイヨー・クリニック』を『矢山クリニック』に替えると、
『認知的不協和』が発生し・・・

『あれっ、
 これ、矢山クリニックでやってたっけ・・・?
 やってないよなぁ・・・。
 やらなきゃな・・・。』


・・・と、
その居心地の悪さ、
自分自身の内部の矛盾を解消するために
ついつい無意識のうちに思考し、行動しようとしてしまうという訳です。

自分で言うのもなんですが、
私も結構、単純なのです・・・。coldsweats01

さて、本日は8月9日
長崎原爆忌

6日広島原爆忌には、
平和祈念式典に
イギリス、フランス、ロシア、及びアメリカの代表が、
戦後65年の歴史の中で初めてそろって参加されたと聞きました。

核保有国の様々な思惑が見え隠れしない訳ではありませんが、
これは『核兵器廃絶』の大きな一歩であると思います・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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