ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

本日は聖書と星のお話を1つ・・・・・。

旧約聖書に・・・・・

『ヨブ』

・・・・・という名の人物の物語が述べられています。

（『ヨブ記』）

ヨブは、
世に言う、いわゆる・・・・・

『善人』

・・・・・です。

『我々は、
　神から幸福を頂くのだから、
　不幸も甘んじて頂こうではないか・・・・・。』

・・・・・と普段から述べるほどの敬虔な善人なのですが、
次々と怒涛のように押し寄せる艱難辛苦に遭遇し、
もはや耐え切れなくなって
ついに天に向かって不平不満を言ってしまいます。

そのヨブの不平不満に対し、
神はこう返答します・・・・・。

『汝はプレアデスの鎖を結ぶことができるのか・・・・・？
　
　オリオンの綱を解くことができるのか・・・・・？
　
　汝は12宮を、
　その時に従って引き出すことができるのか・・・・・？
　
　北斗とその子星を導くことができるのか・・・・・？
　
　汝は天の法則を知っているのか・・・・・？

　その掟を地に施すことができるのか・・・・・？ 』

『プレアデスの鎖』とは・・・・・

黄道12星座の1つ・・・・・

『牡牛座』

・・・・・に存在する、

『プレアデス星団』

（和名『昴（すばる）』）。



『オリオンの綱』とは、
『牡牛座』の東に存在する星座・・・・・

『オリオン座』。

『12宮』とは・・・・・

『黄道12星座』。

『北斗とその子星』とは・・・・・

『北斗七星』。

我々凡人は、
艱難辛苦に遭遇した際に・・・・・

『神が本当にいるなら、
　何故こんな酷い目に遭わなくてはならないんだ・・・・・！！』

・・・・・などと
ついつい・・・・・

『愚痴、不平不満、文句、悪口、泣き言』
（五戒）

・・・・・を言ってしまうものですが、
天はその問いに対し・・・・・

『では聞くが、
　お前はこの世界、宇宙に関して
　どれだけのことを知っているんだい・・・・・？』

・・・・・と答えるわけです。

眼の前に起こる現象の本当の意味、
天の意志・・・・・

『天意（あい）』

・・・・・を、
人間がそう簡単に理解できるものではありません。

旧約聖書によると、
目の前に起こる現象に対し、
いちいち愚痴、不平不満、文句、悪口、泣き言を言ったとしても、
それは・・・・・

『天意』

・・・・・なのであって、
それは人間の理解、価値判断を超えたものであるようです。

辛い時、悲しい時、苦しい時は、
夜空を見上げ・・・・・

●　プレアデス星団
●　オリオン座
●　北斗七星
●　黄道12星座

・・・・・を眺め、
このお話を思い出してはいかがでしょうか・・・・・？

ちなみに、
天の声を聴いたヨブは、
その天意を理解し、
それを受け入れ、
その後
失ったものを補って余りある恵みを受けます。

おまけにもう1つ・・・・・

宮沢賢治の代表作・・・・・

『銀河鉄道の夜』