2011年11月15日

『15日じゃないからさ』・・・不満を言わないと寿命が延びる

1. 不平・不満
2. 愚痴
3. 泣言
4. 文句
5. 悪口

これら5つを・・・・・

『五戒(ごかい)』

・・・・・と呼びます。
その定義は・・・・・

『解決よりも問題そのものに注目した、
 負のエネルギーを持った発言』

・・・・で、
この5つを口にすればするほど
心と身体に悪影響を及ぼすようです。

『もう、不満は言わない』
(ウィル・ボウエン著 高橋由紀子訳 サンマーク出版)

・・・・・にインスパイアされた私は、
11月1日から
この『五戒』を口にしたら
手にはめた紫のブレスレットを反対側にはめかえ、
21日間はめかえずに済むようにするという・・・・・

『不平不満を言わない行』

・・・・・に入っています。

15日間経過しましたが、
このブレスレットをはめかえない日はなく、
今までいかに自分が不平不満を口にして生きてきたかを思い知らされる毎日です。

本によると、
平均で4~8ヶ月はかかるのだそうですが、
自分はどれくらいで達成できるのか、チャレンジ中というわけです。

(12月19日の開院までに、何とか達成したいものです。)

さて、本日は15日。

先ほどご紹介させていただいた・・・・・

『もう、不満は言わない』

・・・・・の中に、

『不満を言わないと寿命が延びる』

・・・・・という一節があります。

これが実に示唆に富んだお話なので、
一部ご紹介したいと思います。

著者のウィル・ボウエン氏の友人、
H氏はある日、末期の肺ガンであることを宣告されます。

余命はあと半年。

H氏は健康保険に加入していなかったため、
治療で生活も苦しいものでした。

でも彼は、ユーモアのセンスを失わず、
愚痴をこぼすこともなく、
自分の人生がいかに素晴らしく、恵まれたものであったかを
最期まで語っていたのだそうです。

ボウエン氏は、
H氏に尋ねます。

「君はこんな大変なときも、愚痴一つこぼさないね・・・・・。」

H氏が答えます。

「15日じゃないからさ。」
「診断を聞いたとき、
 これは厳しいことになるなと思った。
 神様や医学を呪ったり、
 まわりに八つ当たりして過ごすこともできるけど、
 人生のいいことだけを考えて生きることもできる。
 それで俺は1ヶ月のうち1日だけ、
 不幸せになって不平不満を言う日をつくったんだ。
 それを15日とした。
 耐えがたいことが起こって、愚痴をこぼしたくなっても、
 その日まで待とうってね・・・・・。」

「しかし、毎月15日には
 ずいぶん落ち込むだろう?」

「いや、
 その日がくる頃には、
 何を愚痴ろうと思っていたのか忘れちゃうんだ。」

人間は
どんな苦悩の最中にあっても、
その中に幸せを見出すことができるということを、
H氏は証明してみせました。

彼はその後2年間、
周囲の人間に幸せを分け与えながら生きたのだそうです。

その期間、
医者の予想、余命半年をはるかに超える
4倍の期間。

このエピソードは、
実に示唆に富んでいます。

不平不満を克服すれば、
H氏のように心身の健康を保つことができるようです。

『人生は自分の言葉で作られる』

今日は15日。

毎月15日が来るたび、
私はこの話を思い出すことになるでしょう。

『今日は15日じゃないからさ・・・・・。』









Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(4)
この記事へのコメント
しげたん先生 おはようございます(^^)

お忙しい中の更新、ありがとうございます☆ いつも読ませていただいて、勉強させていただいております。ありがとうございます☆

H氏のお話、、、いいお話ですね~☆ 胸に刻んでおきたいです。(^^)

私たちは、、問題をどう解決・対処して良いのか分からなくなると、混迷してしまい、「私、今、どうしていいのかわからないのよ~っ! わかってよ~っ!」という感じで、、「不平不満」「愚痴」「泣き言」を言い、、更に混迷・混乱すると、「私をこんな気持ちにさせた原因は、アナタだ!社会だ!」「アナタが悪いっ!社会が悪いっ!」と、「文句」をつけ、「悪口」をまくしたててしまいがちですね・・・・(涙)。さしずめ、「混乱のアピール」のオンパレード(笑)といったところでしょうか・・・。

問題に直面したときは、とりあえず、一呼吸して、「間」をおいてみる。その「間」の期間目標を、H氏は、一ヶ月にされたのですね・・・。高度な問題&長い期間設定、、H氏は、とても勇敢な御方ですね~☆
私はまだまだの人間ですので、とりあえず、15分にしてみようかしら~・・・なんて、思いました。(^^)
そして、これからは、特に、タバコをふかしながら、「不平不満」~「悪口」を言っている方たちに、このお話を教えてあげたいと思いました。「不平不満」「泣き言」の中に、「私を助けて~!私を救って~!」というものも感じていましたから・・・(涙)。

開院まで、もうすぐですね~♪
どうぞ、お体ご自愛なさって、ご活躍くださいませ☆
いつもありがとうございます☆(^^)
Posted by しいちゃん at 2011年11月16日 10:10
しいちゃんさん、
こんにちは。

いいお話でしょう?

私はこの一節を読ませて頂いて、
思わず泣いてしまいました。

こんな人間になりたいものです。

いつも、コメントありがとうございます。
Posted by ゲゲゲのしげ爺ゲゲゲのしげ爺 at 2011年11月17日 11:41
 しげたん先生,こんばんは。
 このお話を読んで,亡くなった祖母の部屋に飾られていた色紙を思い出しました。それには漢字が五文字書かれていて,やたら長く書かれた文字だったり,反対にやたら小さい文字だったり,横に寝ころんだ文字だったりと,子ども心に「おかしな色紙だな」と思ったものです。
 長じて,その色紙の意味を知り,「なるほど…」と感心しました。
 そのことばは,「氣は長く 心は丸く 腹立てず 口慎めば 命長けれ」というもの。始めの氣と,終わりの命は長~く書かれて,心は本当に丸っこく,腹は横に寝ころんで,口はごく小さく…というふうに書かれていました。

 祖母は九二歳まで長生きしました。ただし,「口慎めば」ということは難しかったのか,話し好きな祖母でありました。その分,腹にためずに良かったのかも知れません。

 現場に復帰して,ままならぬことが多々ありますが,仲間に恵まれているおかげで,チームワークで乗り切っています。ただ,個人的に対応することもあり,その点で少々つらいことがありました。振り払っても側を離れない感じでした。
 ある日,「それなら」と振り払うことを止め,「こちらも気の済むまで考えよう。逃げるのを止めよう」と思い直したのです。そうすると,側にいるにはいるけれど,「よしよし」となでてあげたいような感じに変わってきました。
 不思議なもので,気持ちを切り替えてから,ことが好転してきました。おもしろいものだな,ありがたいなと思っています。

 本日は代休のため,お寺詣りをしてきました(国東半島,六郷満山の寺々です)。一二年ぶりにご開帳のご本尊を拝見したり,自分が大好きな仏像を心ゆくまで眺めたり。
 今回,行くかどうか迷って行かないことにしたお寺が一つあったのです。寺から寺へ移動するとき,崖崩れのため道が通れず,結果として行かないつもりだったお寺の側を通ることになり,「これは,呼んでいるのかな」と思い直して行くことにしました。
 そのお寺で最後にお参りした石造りの子安観音さま。側に行くと,何とも柔らかい優しい気をしていておられました。「あなたが呼んで下さったのですか」と感謝し,心ゆくまで拝見し,その優しい気をいただきました。
 
 明日からまた仕事。心の風通しを良くして,日々を乗り切っていこうと思います。 
 急に寒くなりました。開業に向けてお忙しいことでしょうが,どうぞご自愛下さいませ。
 
 
 


 
Posted by ぜんご at 2011年11月21日 21:30
ぜんごさん、こんにちは。

「氣は長く 心は丸く 腹立てず 口慎めば 命長けれ」

いいお言葉ですね。

ぜんごさんも
色々あるとは思いますが、
お互いに氣を長く 心を丸く 腹を立てず 口慎んで参りましょう。
Posted by ゲゲゲのしげ爺ゲゲゲのしげ爺 at 2011年11月23日 13:46
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