2011年12月04日

パナソニック経営理念と人生5計

突然ですが、
私の愛読書の1つが
人間学を学ぶ月刊誌・・・・・

『致知』

・・・・・です。

早くも2012年1月号が出版されていましたので、
早速読ませて頂きました。

今月の特集は・・・・・

『生涯修業』。

12月19日の開院を控え、
私も経営者の端くれとなります故、
最近では致知を読む際にも
そういう観点から
それこそ食い入る様に読むようになりました。

(視点、観点が変化すると、
 目に飛び込んでくる情報も変化しました。
 自分でも驚きです。)

パナソニック経営理念と人生5計

今月号で特に注意を引いたのが、
日本最大の総合家電メーカー・・・・・

『パナソニック』

・・・・・に関する記事。

パナソニック経営理念

綱領

産業人たる本文に徹し
社会生活の改善と向上を図り
世界文化の進展に寄与せんことを期す

信条

向上発展は各員の和親協力を得るに非ざれば得難し
各員至誠を旨とし一致団結社務に服すること

遵法すべき7精神

1. 産業報国の精神
  産業報国は当社綱領に示す処にして
  我等産業人たるものは本精神を第一義とせざるべからず
2. 公明正大の精神
  公明正大は人間処世の大本(たいほん)にして
  如何に学識才能を有するも此の精神なきものは以て範とするに足らず
3. 和親一致の精神
  和親一致は既に当社信条に掲ぐる処
  個々に如何なる優秀の人材を聚(あつ)むるも
  此の精神に欠くるあらば所謂(いわゆる)烏合(うごう)の衆にして
  何等(なんら)の力なし
4. 力闘向上の精神
  我等使命の達成には徹底的力闘こそ唯一の要諦にして
  真の平和も向上も此の精神なくては贏(か)ち得られざるべし
5. 礼節謙譲の精神
  人にして礼節を紊(みだ)り謙譲の心なくんば社会の秩序は整わざるべし
  正しき礼儀と謙譲の徳の存する処社会を情操的に美化せしめ以て
  潤いある人生を現出し得るものなり
6. 順応同化の精神
  進歩発達は自然の摂理に順応同化するにあらざれば得難し
  社会の大勢に即せず人為に偏(へん)する如きにては
  決して成功は望み得ざるべし
7. 感謝報恩の精神
  感謝報恩の念は吾人(ごじん)に無限の悦びと活力を与うるものにして
  此の念深き処如何なる艱難(かんなん)をも克服するを
  得真の幸福を招来する根源となるものなり

パナソニックの綱領、信条、精神は
何回読んでも実に素晴らしく、
しげた総合診療クリニックの院是、基本理念、院訓、クレドにも
応用させて頂きたいと思っております。

もう1つ興味深かったのが・・・・・
南宋時代の思想家、朱新仲が説いた・・・・・

『人生の5計』。

『人生に五計あり。
 生計・身計・家計・老計・死計』

『人間には5つの計(はかりごと)がある。』

1. 生計
  『いかに生きるか・・・・・?』
  人間の本質的な生き方に迫り、
  人生を健康に、いかに生きていくべきか。
  起臥・飲食他日常の生活、
  思想、行動に作用する働きかけ・心掛け
  日用心法。
2. 身計
  『いかに身を立てるか・・・・・?』
  いかにわが身を人間として社会に対処していくか、
  何をもって世に立つか、
  いかなる職業・価値観をもって生きていくか。
3. 家計
  『いかに家庭を築くか・・・・・?』
  いかに家庭を営み、
  夫婦関係・親子関係はどうあるべきか、
  一家をどう維持していくか。
4. 老計
  『いかに老いるか・・・・・?』
  いかに年をとるか。
  『老』たるものの価値をいかに活かしていくか。
5. 死計
  『いかに死ぬか・・・・・?』
  いかに死すべきか。


人生の5計、
今さら・・・・・

『ホリズム』
『ホリスティック』
『ホロトロピック』
『ホリホリズム』
『グッド・エイジング』
『メメント・モリ』

・・・・・などと言わなくとも、
既に南宋時代にその思想が生まれ、実践されていたことを知り、
驚いてしまいました。

『月刊 致知』を座右の書とし、
『人生の5計』を念頭に置きつつ、
『しげた総合診療クリニック』にて
自分なりの医療活動に専念していきたいと思います・・・・・。


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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