ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

しげた総合診療クリニックの隣の薬局・・・・・

『やまぐち薬局　大和川上店』さんが・・・・・

『漢方薬でいきいき人生』

・・・・・という会報誌をお出しになるとのことで、
私にも原稿依頼が参りました。

しげた総合診療クリニックは・・・・・

『漢方内科』

・・・・・も標榜しておりますので、
漢方薬を啓蒙するいい機会だと思いましたので、
さっそく原稿を描かせていただきました。

せっかくですから、
ブログでも公開したいと思います。

昭和４０年代以来、
医療の分野において専門化・細分化が進行した結果、
患者さんを全人的に診療する意識が希薄になってしまい、
「木を見て、森を見ず」
「病気を診て、患者を診ず」
・・・・・という弊害が発生してきました。
特に大病院においては、
「専門臓器しか診ない」
「専門臓器以外は診療できない」
「専門臓器以外は他科にまわす」
・・・・・という、患者さんの「たらい回し」という弊害が起きてしまいました。

そんな行き過ぎた専門医療を補完し、
患者さんの立場に立って、
患者さんの医療、健康問題に心と身体の両面から対処すべく、
「総合診療科」という新しい専門の診療科が誕生しました。
「総合診療」とは、その名の如く「患者さんを総合的に診療」することであり、
「総合診療科」とは、特定の臓器や疾患に偏らないで
「患者さんを多角的に、全人的に、トータルに診療する科」です。

しかし、そのような発想は実は今に始まったことではなく、
東洋医学には既に数千年も前から・・・・・

1.　臓器による選択をせずに、総合的に対応する。
2.　病人を生物学的にみるだけではなく、
　　心をも持った人間として、精神・心理的、社会的背景を考慮する。
3.　予防医学を重視する。

・・・・・という概念があり、
漢方薬はまさにその目的のために作られている薬剤です。

しげた総合診療クリニックのメインの薬は漢方薬。

西洋医学の薬剤で不快な症状を上手にコントロールしながら
東洋医学の薬剤（漢方薬）で体質を改善し、
最終的には西洋薬と漢方薬の卒業を目指し、
真の治癒を得ることを目標としています。

漢方薬は西洋薬と比べて作用が穏やかで身体に優しく、
副作用もはるかに少ないので、
お子さんからお年寄りまで、男性にも女性にも、
全ての方々に幅広く安全で安心して使用することができます。

そして、病気の治療から未病の治療、
健康維持や健康増進、グッド・エイジングにも役立つ、
実に優れた薬剤です。