2012年08月02日

上医・中医・下医

『上医は国を癒し、
 中医は人を癒し、
 下医は病を癒す』

『下医は症状を治す。
 中医は人を治す。
 上医は国を治す。』

『上医は国を医し、
 中医は民を医し、
 下医は病を医す』


・・・・・という言葉があります。

上医、中医、下医を用いた言葉には、
他にも・・・・・

『上医は発病前に、
 中医は発病直前に、
 下医は発病後に治す。』

『上医はいまだ病まざるものの病を治し、
 中医は病まんとするものの病を治し、
 下医はすでに病みたる病を治す。』


‥・・・・という言葉があったり、

『上医は患者の声、
 中医は顔色、
 下医は脈で診断する』


・・・・・というパターンもあります。

また・・・・・

『上医、勤勉な医者は、毒さえも薬となして人を助ける。
 中医、凡な医者は、薬を薬として使って人を助ける。
 下医、怠惰な医者は、薬を毒となして却って傷病を重篤にする。』


・・・・・という使い方もあったり、

『化学合成薬を使って治療する医師を下医と言い、
 漢方医のことを中医と言い、
 食事で病気を治す人を上医、つまり食医と言う』


・・・・・という言い回しもあるようです。

上記のような・・・・・

『上医・中医・下医』

・・・・・の定義で言えば、
現代の医療は・・・・・
『中医を目指す下医』

・・・・・といったところでしょうか。

医師たるもの・・・・・

『上医』

・・・・・を目指すのが当然。

しげた総合診療クリニックは・・・・・

『ほりほりずむ』

・・・・・を掲げ、
まさに・・・・・

『上医』

・・・・・を目指しておりますが、
理想とする・・・・・

『上医の医療』

・・・・・の実現は、
おそらく我々より何世代か後の時代、
数百年先の未来であるような気がします。

その未来の医療に向かって、
我々は現在、一体何が出来るのか・・・・・?

それを模索する毎日であります。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 22:39│Comments(0)
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