2012年08月09日

亜麻色の脂肪酸

『脂肪』は、
人間にとって生命を維持していくのに必要な栄養素の1つであります。

体内に摂り入れられた脂肪は・・・・・

『中性脂肪』

・・・・・となり、
さらに・・・・・

『脂肪酸』

・・・・・に分解されます。

その脂肪酸を分類すると・・・・・

● 飽和脂肪酸=動物性脂肪(肉、卵、乳製品)

● 不飽和脂肪酸
  ▲ 単価不飽和脂肪酸(オリーブ油、キャノーラ油、紅花油、ほか)
  ▲ 多価不飽和脂肪酸
    ■ オメガ6系列
      ・ リノール酸(植物油)
      ・ アラキドン酸(動物性の肉)
    ■ オメガ3系列
      ・ α-リノレン酸(亜麻仁油、エゴマ油、しそ油)
      ・ エイコサペンタエン酸(EPA(青魚))
      ・ ドコサヘキサエン酸(DHA(青魚))


上記にある・・・・・

『α-リノレン酸』は・・・・・

● アトピー性皮膚炎
● 花粉症、アレルギー性鼻炎
● 癌
● 動脈硬化
● 脳血管障害
● 心臓疾患
● 高血圧
● 高脂血症


・・・・・に効果がある脂肪酸として、
近年、非常に注目されています。

しげた総合診療クリニックにおいても・・・・・

『できるだけ、油はα-リノレン酸』

・・・・・をキー・ワード、
キャッチ・フレーズにして食事指導を行っておりますが、
中でも注目しているのが・・・・・

『亜麻仁(あまに)油』。
(フラックスシード・オイル)

『あまに油』は・・・・・
『アカゴマ』

・・・・・の別名を持つ

『アマ』

・・・・・の種の中身(仁)から
採取される油で、
古代ギリシアより使用されています。

α-リノレン酸を豊富に含み、
数多くの疾患を改善させる潜在力を秘めた、
優れた油であると思います。

特に
アトピー性皮膚炎に対する効果は素晴らしく、
皮膚にそのまま塗っても良し、
そのままなめても良し、
飲んでも良し、
サラダや豆腐など、
色々な料理ににかけて食べても良し・・・・・

・・・・・の油です。

ただし、
亜麻仁油の欠点は・・・・・

● 酸化しやすい
● 熱に弱い
● コストがかかる

・・・・・の3点。

現代人は、
油料理といえば・・・・・

● 揚げもの、フライ、天ぷら
● 炒めもの

・・・・・など、
加熱する料理が主流。

『さて、
 どうしたものかなぁ・・・・・』
bearing

・・・・・と思って
見つけた油が・・・・・(つづく)






Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 22:39│Comments(0)
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