2012年08月17日

メメント・モる

『武士道といふは、死ぬことと見附けたり』

佐賀鍋島藩に伝わる・・・・・

『武士道』

・・・・・の教科書、

『葉隠』

・・・・・の一節であります。

ヨーロッパには・・・・・

『メメント・モリ』

・・・・・という言葉がありますが、
これはラテン語の宗教用語で・・・・・

『死を想え』

『死を忘れないで』

『人は皆、死んでしまうことを頭に置いておきなさい』

『自分がいつか、必ず死ぬことを忘れないように』

『死を考える事で、生きる喜びを感じよう』


・・・・・といった意味を持っています。

仏教では・・・・・

『死』

・・・・・は、
4つの『苦』、
すなわち・・・・・

『四苦』

・・・・・の1つで、
『煩悩』の起源であると捉えられています。

煩悩の起源であるがゆえに、
逆に・・・・・

『死を考える』

・・・・・ことによって、
『煩悩』を超越し、
『悟り』に近づくことができると考えられているようです。

医療が扱うのは、
まさに人さまの・・・・・

『生老病死』。

『武士道といふは、死ぬことと見附けたり』

・・・・・は、
すなわち・・・・・

『仏道といふは、死ぬことと見附けたり』

・・・・・であり、
そしてまた・・・・・
『医道といふは、死ぬことと見附けたり』

・・・・・であると言えるような気がします。

『メメント・モリといふは、死ぬことと見附けたり』

死ぬことを見つけることにより
生きることを見つけるメメント・モリを行うことを、
私は・・・・・

『メメント・モる』

・・・・・と名付け、
日々、
メメント・モりたいと思います・・・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 22:35│Comments(0)
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