2012年10月05日

言葉使いも命がけ・・・・・!!

江戸末期の儒学者・・・・・

佐藤一斎

・・・・・が遺した、
指導者のためのバイブルとも称される・・・・・

『言志四録(げんししろく)』

・・・・・の一節に、

『言葉』

・・・・・の大切さが説かれています。

天地間の霊妙、
人の言語に如く者なし。

禽獣の如きは、
徒に声音有りて、
僅かに意嚮を通ずるのみ。

唯人は則ち言語有りて、
分明に情意を宣達す。

また抒(の)べて以って文辞と為せば、
則ち以って之を遠方に伝へ、
後世に詔ぐべし。

一に何ぞ霊なるや。

惟だ是くの如く之れ霊なり。

故に其の禍階を構え、
釁端を造すも亦言語に在り。

譬えば猶お利剣の善く身を護る者は、
輒ち復た自ら傷つくるがごとし。

慎まざる可けんや。


その意は・・・・・
天地の間で、
人間の言葉ほど神秘的なものは存在しない。

鳥や獣は、
ただ声を発して仲間同士の合図を交わしているだけである。

人間だけが言語を持っていて、
自分の意思・感情を明確に伝え合う事が出来るのである。

それを文字にすれば、
情報を遠方にも送ることができるし、
後の世にも伝えることが可能である。

なんという神秘的な力であろうか。

しかし、
このような力があるために、
予想もしなかった禍(わざわい)を生み出したリ、
争いの種を蒔いたりもするのである。

譬えてみれば、
鋭利な剣のようなものであろうか。

我が身を守るものではあるが、
逆に我が身を傷つけることさえもある。

この霊力を秘めた『言葉』の扱いは、
極めて慎重でなくてはならない。


『4つの約束』の1つに・・・・・

『正しい言葉を使うこと』

・・・・・というものがありますが、
人は・・・・・

● 依存心
● 被害者意識
● 妙なプライド


・・・・・から、
ついつい・・・・・

『正しくない言葉』

・・・・・を使ってしまうものです。

(まぁ、
 実は私も人のことを言えた義理ではありませんが・・・・・。sweat02

そこから、
エネルギーの奪い合い・・・・・

『コントロール・ドラマ』

・・・・・が発生してしまうわけであります。

そのコントロール・ドラマが
次のコントロール・ドラマを生み、
コントロール・ドラマの連鎖反応が発生します。

できるだけ・・・・・

● 正しい言葉を使う
● 何事も個人的に受け取らない
● 思い込みをしない
● 常にベストを尽くす

・・・・・ことを心がけ、
演じるだけ無駄な・・・・・

『コントロール・ドラマ』

・・・・・を演じるのをやめ、
自分本来の人生を生きたいと願う今日この頃であります・・・・・。smile



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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