2009年04月21日

指導・監査に立ち向かう保険医たち

先週の土曜日
佐賀市アバンセにて、
佐賀県保険医協会主催により
『指導・監査に立ち向かう保険医達』
・・・という、管理者研修会が開催されました。

講師の先生は、
宮城県で開業されておられる歯科医師、
寺島一郎先生。

寺島先生は、
保団連歯科協社保部長、
日歯代議員、
宮城県歯常務理事、
宮城協会副理事長、
宮城協会歯科部会長などを歴任され、
30年間に渡って、
不当指導・監査から保険医を守るお世話役を、
ご自身のライフ・ワークとして続けておられます。

今までに、全国津々浦々、
医科・歯科合わせて600人以上の医師を救ってこられた
素晴らしい先生です。

寺島先生は、
容貌、物腰、語り口はとてもお優しいのですが、
よくお話を聴いていると、その内容たるやかなりハードicon09なもので・・・

『こ、この先生は闘い方をよく知っている・・・!
 権力に虐げられている
 同業の医師・歯科医師たちのために活動しておられる、
 仁義に厚い(熱い)、まるでサムライのような先生だ・・・!!』


・・・と思ってしまう程でした。

寺島先生によると・・・
医療費を多く使う医療機関をどう締め付けていくのかを考えているし、
(医療費の多くは、
 実は医療機関ではなく別の懐に行っているというのに・・・。)
保険者は、患者さんに

『あなたはこんなにも医療費を使っているぞ・・・!』

・・・といらぬプレッシャーをかけると同時に、

『もしかすると、
 医療機関の不正が行われているのかもしれない・・・!』

・・・と矛先を医療機関に向かせるよう誘導したりしていること、
『指導』とは、本来、医師・医療機関が、
保険医・保険医療機関として、
『保険医療』複雑なシステムを理解するための
教育的な意味があったのに、
現在は他の医療機関への『見せしめ』的な
パフォーマンスと化していることなどを、
実例(実際の闘い実戦)を挙げて、解説されました。

また、厚生技官医師会歯科医師会癒着の問題や、
世間に疎い(?)我々が思っている以上に、
 こういう問題が実際にはあるようで、
 逮捕されたり、遷・移動させされたりという事件
 起こっているとのこと・・・。)
医師会・歯科医師会が、気に入らない医療機関を生贄にするケースなどの
裏話も聞くことができました・・・。

悲しいことですが、
医師、お役人といえども、
聖人君子であるとは限らず、
時と場合によっては悪い方に豹変してしまうようですね・・・。icon11

実は・・・
あまり大きい声では申せませんが、
我々も『ホロトロピック医療』のような、
新しい、理想的な医療を追及しているためか、
悲しいかな、
様々な抵抗・妨害があります。

しかし、世の中には寺島先生のような人物が存在していることを知り、
お蔭さまで、我々も大変心強く思い、
勇気を頂くことができました。icon09

寺島先生や、主催の佐賀県保険医協会には、
深く深く感謝いたします・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 20:00│Comments(2)
この記事へのコメント
本当に難しい問題です
Posted by みしたろう at 2009年04月22日 14:51
みしたろうさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

仰るとおり、実に難しい問題です・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年04月22日 20:16
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