ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

一般的に、歯科に虫歯の治療に行くと、まず最初の問診表で、
「保険の範囲内で治療しますか？自費診療でもかまいませんか？」
というような質問を受けます。
そして、「保険内で・・・」と答えると、虫歯を削った後、
銀歯を入れられます。
その銀歯はパラジウム合金といいます。
私も虫歯の治療で、
何の疑問もなくパラジウム合金を入れていただいていました。
（現在は、除去しています。）

パラジウム合金に限らず、金歯、アマルガム（実は水銀合金）などの
歯科金属からは、「マクロガルバニック電流」という、
電気が発生しています。
矢山クリニックには、ドイツ製の「μ（ミュー）ポテンシャル」という、
マクロガルバニック電流測定器があり、
すでに1万例以上の患者さんの口腔内異常電流を測定しました。
その結果、平均で350ｍVもの電圧が口腔内に生じていることが
判明しました。

さらに、このマクロガルバニック電流を
特殊な装置（バランサー）によって急速に放電すると、
頭痛、肩こり、目の疲れ、疲労感、腕のだるさ、腰背部痛、膝痛、
手足の冷え、全身の痒みなどのいろいろな症状のある患者さんのうち、
約90％の方の症状が放電の直後より半分以下になることが判明
しました。

「歯科金属から発生するマクロガルバニック電流は、
 身体の交感神経の持続的緊張を生じさせ、
 生体の自然治癒力を阻害している」という可能性が示唆されました。

矢山利彦院長は、このことをまとめ、
平成16年1月29日、佐賀県保険医協会・歯科研究会で
発表されました。
参加されていた歯科の諸先生方の反応は、様々だったようです。
私が隣人にO-リングテストを行ったときの反応と同じように、

①「これは面白い現象だ！一緒に研究してみよう。」 
   (残念ながらたった一人の先生だけ・・・）

②「そんなこと、あるわけがない。インチキだ！！」
   (データーを提示しているにも関わらず、頭ごなしに否定・・・）

③「（・・・見なかったことにしておこう・・・）」
   (このパターンの方が一番多いような気がします・・・）

歯科金属から発生する電気によって、交感神経の持続的緊張が生じ、
いろいろな症状が出現することを
「マクロガルバニック症候群」や、または「シックマウス症候群」などと
呼んでもいいのかもしれません。

医学の世界では、それまでは正しいと思われてきたことでも、
10年も経てば、実は間違いであったと判明するということがよくあります。
我々は、歯科の先生方を責めたり、責任を追及したり、
糾弾したいわけではありません。
どうかこの現象に、早く多くの歯科の諸先生方や、国の研究者の方々に気づいていただき、感情論ではなく、真実を見つめる勇気を持ち、
論理的な判断をしていただきたいと願っております。