2010年01月19日

関落陰5 『流年賦』

『関落陰(かんらくいん)』とは、
『この世』の人間を
通常の顕在意識をそっくりそのまま保たせたまま
一種の変性意識状態に誘導し、
いわゆる『あの世』に送り込むという
道教の秘法です。

私は、矢山利彦導師による誘導により、
かつて関落陰を訪れたことがあります。

関落陰には、
その人その人、個人個人の
『この世』の状態を暗示、象徴する
『魂の家』『生命の樹』が存在しています。

私も関落陰で自分の『魂の家』や『生命の樹』を
実際に見てきました。

私の『魂の家』は
外見アルプスの少女ハイジ風、
内見大聖堂風の、赤い屋根をした教会icon25でした。

玄関、書斎、台所、寝室などを
魂のガイドである碧い眼のシスターに案内され、
見学させていただきました。

『魂の家』は、一般的にはその人の性格など、
精神的な面運命を表していると言われています。

どの部屋も割ときれいで明るくて、
特に台所などは非常に賑やかだったので・・・

『今のところ、大きな問題も無く、
 運気は良好のようだな・・・。』


・・・と安心しました。

最後に案内されたのが、地下にある小さな部屋。
ここには、私の未来が書いてあるという秘本、
『流年賦』が納められているということでした。

『自分の未来が書いてある本だって・・・???』

少々、戸惑いながらガイドのシスターに連れられて、
地下への階段を降りていくと・・・
教会なのに、何故かその部屋だけはの部屋で、
突然、純和風な空間が出現したのでした。(?)

その小部屋の片隅に小さながあって、
その机の引き出しに私の未来を記した『流年賦』がありました。

私は『本』をイメージしていたのですが、
実際には私の『流年賦』は1巻巻物でした。

矢山導師はその巻物を見るように指示をされ、
ガイドのシスターも見ても良いと合図をしてくれました。

しかし、私はその『流年賦』を敢えて見ませんでした。

何処からか・・・

『見てはいけない・・・!!』

・・・という声が聴こえてきたのもあったし、
本々自分の未来など、最初から見る気がしなかったからです。

私は以前、タロットを研究したことがあるのですが・・・

『占いは未来のカンニング行為で、
 言ってしまえばそれは反則。
 未来に何が起こるか分からないこそ、
 現在が面白いんじゃないか。
 筋書きの分かったストーリーなど、
 いっちょんつまらん・・・。』


・・・という思いもあったので、敢えて読まなかったのです。

そして、その『流年賦』には、
わざと所々何も書いてない部分があることが、
何故か直観的に分かったような気がしました。

『ふ~ん、俺の未来はまだ確定していない部分があるんだ・・・。
 だから情報に捉われてしまわないよう、
 読んだらいかんという訳ね・・・。』


関落陰から返ってきた後で、
矢山導師に・・・

「折角だから、『流年賦』読めば良かったのに・・・。」

・・・と言われてしまいましたが、
私は特に後悔はしませんでした。

当時、私は・・・

『未来は確定していない』

『未来は現在が決定する』

『未来は創造していくもの』


・・・と考えていましたが、
最近の私の『未来』に対する考え方は大きく変化しました。

『時間は、未来から過去に向かって流れるエネルギーである』

『未来は確定している』

『未来は多数存在する』

『方法次第で、自分の好きな未来を選択することができる』


・・・等など。
あの時『流年賦』を読んでいたら、
ひょっとしたら私の未来は1つに固定してしまっていたかもしれません。

やはりあの時・・・

『流年賦を読まないでおいて、正解だったな・・・。』face03

・・・と思う今日この頃です。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)
この記事へのコメント
未来は、変えれる。とは、 未来世療法 という本 ワイス博士 のにも 書いてあって、大変楽しく読みました。
Posted by シン at 2010年01月20日 08:40
シンさん、こんばんは。

「未来世療法」、
早速読ませていただきたいと思います。

貴重な情報をありがとうございました。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2010年01月21日 20:50
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