2010年05月12日

ハインリッヒの法則と3H

本日、矢山クリニックでは、
毎月恒例の・・・

褥瘡委員会
院内感染委員会
安全管理委員会


・・・などの各種委員会と、

『コア・ミーティング』

・・・が行われる予定です。
正直・・・

『また会議か・・・。』coldsweats01

・・・なんてことを思いつつも、
しっかり抽象度を上げて矢山クリニックを俯瞰し、
今後の業務に活かしていきたいと思います。

さて、安全管理上、
常に頭に置いておかねばならない法則が・・・

『ハインリッヒの法則』

・・・です。
これは、
労働災害における経験則1つであり、別名・・・

ハインリッヒ・トライアングル
『ハインリッヒ・ピラミッド』
300:29:1の法則


・・・とも呼ばれています。
これは・・・

1つの重大事故の背後には、
 29の軽微な事故があり、
 その背景には300ヒヤリ・ハットが存在する』


・・・というものです。

『ヒヤリ・ハット』とは・・・

『突発的な出来事やミスに
 ヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの』

『重大な災害や事故には至らないものの、
 直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見』


・・・で、結果的には
事故に至らないものであるため・・・

『ああ~、よかった・・・。』coldsweats01

『ラッキー・・・!!』
happy02

『・・・。
 これは無かったことにしておこう・・・。』
wobbly

・・・と、ついつい見過ごされ、
そのまま忘れがちになってしまうものですが、
『ハインリッヒの法則』によると、
それが積み重なっていくと軽微な事故のみならず、
重大な事故にも繋がっていく可能性があります。

よって、
『ハインリッヒの法則』の法則を念頭に・・・

『ミスに気付くこと』
『ミスを見逃さないこと』
『ミスをそのままにしないこと』
『ミスを隠さないこと』
『常に潔くあること』
『素直に謝罪すること』
『ミスの報告を歓迎すること』
『それなりの、適度な危機感をもつこと』
『ヒヤリ・ハットを未来からのメッセージと思うこと』


・・・が重要になると思います。
また・・・
『3H作業(3H)』と言って、
人間が何か作業を行う際に、
ミスや失敗を起こしやすい状況を表現した言葉があります。

『3H』とは・・・

『初めてやる作業』
『久しぶりに行う作業』
『手順、方法が変更された作業』


・・・の、
『初めて』『久しぶり』『変更』3Hです。

通常業務に比べ、
特にヒヤリ・ハット、ミス、失敗、事故が発生しやすいため、
3Hにあたる作業を行う際は、十分な注意が必要となります・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)
この記事へのコメント
お元気さまです。

「複雑な作業」も加えて、4Hにしてはいかがでしょうか?

作業行程はできるだけわかりやすく、シンプルなのがよいと思います。
Posted by くれは at 2010年05月13日 11:55
おおっ、
な、なるほど~・・・!!

これからは、私も4Hで考えたいと思います。

くれはさん、ありがとうございました。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2010年05月13日 21:41
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