2010年05月05日
シャーマン・キング
高校時代、
育ての親であった祖父母が癌で相次いで他界しました。
今振り返って考えてみるに、
私が医師となった直接のきっかけは
この出来事であったような氣がします。
・・・と同時に、私は
『生』や『死』に関しても深く考えるようになり、
その頃から高校卒業後には・・・
『医者か坊主になる』
・・・とよく発言していました。
周りからは・・・
『お前、一体何言うとるん・・・???』
『医者と坊主とは全く正反対の仕事だろう・・・???』
・・・とよく言われていました。
しかし、逆に私は・・・
『う~む、
わかってないなぁ・・・。
どっちも本質は同じなんだが・・・。』
・・・なんてことを思っていたものです。
『生・病・老・死』は、
人生において誰もが必ず経験する出来事。
その一連の出来事を、直接、職業的に扱うためには、
『医師』であるか、
『坊主』である必用があると考えていたのです。
その昔、太古の時代より、
世界各地で普遍的に・・・
『シャーマニズム』
・・・という世界観、体系が存在しています。
『シャーマニズム』とは、
変性意識状態になることにより
神や霊的存在と交流をする
『シャーマン(巫師)』を中心とした宗教形態、文化の1つ。
具体的に言うと、
シャーマンは・・・
『神官』
『僧侶』
『政治・経済のアドバイザー』
『医師』
『薬剤師』
『治療家』
『占い師』『預言者』
『芸術家』
『研究者』『科学者』
・・・等など、
その全ての分野を一手に引き受けていた存在であると言えます。
時代が進むにつれて
シャーマンの仕事は細分化されてしまい、
『医師』と『僧侶』の仕事も分化してしまいました。
しかし、もともとは
『医者』の仕事も、『坊主』の仕事も、
『シャーマン』という1つの仕事だったのです。
1999年、WHOは健康を・・・
『Health is a dynamic state of
complete physical,
mental,
spiritual
and social well-being
and not merely the absence of disease or infirmity.』
・・・と定義しました。
すなわち、『健康』とは・・・
『身体的健康』
『精神的健康』
『社会的健康』
…に加え、『スピリチュアルな健康』という4つめの健康が加わって、
はじめて『健康』と言えるということになったのです。
日本では『スピリチュアル』という言葉が一般的ではなかったため、
その後大論争になり、現場は現在も混乱しているようですが・・・
『医師が僧侶の仕事も併せて行う』
『医師の仕事に、シャーマン的要素を採り入れる』
・・・と考えれば、
割とスッキリしてくるのではないかと個人的には考えています。
『絶対優位の医療』を現場で実践していく上で、
『シャーマン的要素』は欠かせません。
これから何世代あとの時代になるかはわかりませんが、
未来の医療というものは、
よりシャーマン的になっていかざるを得ないような氣がします。
『この人類最古の宗教的・神秘的・医学的・心理学的伝統に関しては、
まだまだ多くの謎が残されている。
シャーマニズムについて探求すれば するほど、
人間の体、心、魂について認知されていない側面や
可能性があることがわかる。
何千年もの長きにわたり、シャーマニズムの精神は、
人類を助け、癒し、導いてきた。
それはこれからも、さらなるものを与えてくれるかもしれない』
・・・ロジャー・ウォルシュ、『シャーマニズムの精神人類学』(春秋社)
『シャーマンは自らの意識を変容させ、
隠れたリアリティを探求する。
そして様々な霊の助力を得て人々の力を高め、癒す。
古代より伝わる、心と体のホリスティックな治癒システムとは―。』
・・・マイケル・ハーナー 、『シャーマンへの道』(平河出版社)
『あの世とこの世。
彼岸と現世。
心と体。
過去と未来。
行き交う二つの魂を結ぶ者…シャーマン。
世界中の魂を束ね、
星の行く末を決める王・シャーマンキングとなるため、
麻倉葉と仲間の旅路が今、始まる!』
・・・武井宏之、『シャーマン・キング』(集英社)
高校時代は・・・
育ての親であった祖父母が癌で相次いで他界しました。
今振り返って考えてみるに、
私が医師となった直接のきっかけは
この出来事であったような氣がします。
・・・と同時に、私は
『生』や『死』に関しても深く考えるようになり、
その頃から高校卒業後には・・・
『医者か坊主になる』
・・・とよく発言していました。
周りからは・・・
『お前、一体何言うとるん・・・???』
『医者と坊主とは全く正反対の仕事だろう・・・???』
・・・とよく言われていました。
しかし、逆に私は・・・
『う~む、
わかってないなぁ・・・。
どっちも本質は同じなんだが・・・。』

・・・なんてことを思っていたものです。
『生・病・老・死』は、
人生において誰もが必ず経験する出来事。
その一連の出来事を、直接、職業的に扱うためには、
『医師』であるか、
『坊主』である必用があると考えていたのです。
その昔、太古の時代より、
世界各地で普遍的に・・・
『シャーマニズム』
・・・という世界観、体系が存在しています。
『シャーマニズム』とは、
変性意識状態になることにより
神や霊的存在と交流をする
『シャーマン(巫師)』を中心とした宗教形態、文化の1つ。
具体的に言うと、
シャーマンは・・・
『神官』
『僧侶』
『政治・経済のアドバイザー』
『医師』
『薬剤師』
『治療家』
『占い師』『預言者』
『芸術家』
『研究者』『科学者』
・・・等など、
その全ての分野を一手に引き受けていた存在であると言えます。
時代が進むにつれて
シャーマンの仕事は細分化されてしまい、
『医師』と『僧侶』の仕事も分化してしまいました。
しかし、もともとは
『医者』の仕事も、『坊主』の仕事も、
『シャーマン』という1つの仕事だったのです。
1999年、WHOは健康を・・・
『Health is a dynamic state of
complete physical,
mental,
spiritual
and social well-being
and not merely the absence of disease or infirmity.』
・・・と定義しました。
すなわち、『健康』とは・・・
『身体的健康』
『精神的健康』
『社会的健康』
…に加え、『スピリチュアルな健康』という4つめの健康が加わって、
はじめて『健康』と言えるということになったのです。
日本では『スピリチュアル』という言葉が一般的ではなかったため、
その後大論争になり、現場は現在も混乱しているようですが・・・
『医師が僧侶の仕事も併せて行う』
『医師の仕事に、シャーマン的要素を採り入れる』
・・・と考えれば、
割とスッキリしてくるのではないかと個人的には考えています。
『絶対優位の医療』を現場で実践していく上で、
『シャーマン的要素』は欠かせません。
これから何世代あとの時代になるかはわかりませんが、
未来の医療というものは、
よりシャーマン的になっていかざるを得ないような氣がします。
『この人類最古の宗教的・神秘的・医学的・心理学的伝統に関しては、
まだまだ多くの謎が残されている。
シャーマニズムについて探求すれば するほど、
人間の体、心、魂について認知されていない側面や
可能性があることがわかる。
何千年もの長きにわたり、シャーマニズムの精神は、
人類を助け、癒し、導いてきた。
それはこれからも、さらなるものを与えてくれるかもしれない』
・・・ロジャー・ウォルシュ、『シャーマニズムの精神人類学』(春秋社)
『シャーマンは自らの意識を変容させ、
隠れたリアリティを探求する。
そして様々な霊の助力を得て人々の力を高め、癒す。
古代より伝わる、心と体のホリスティックな治癒システムとは―。』
・・・マイケル・ハーナー 、『シャーマンへの道』(平河出版社)
『あの世とこの世。
彼岸と現世。
心と体。
過去と未来。
行き交う二つの魂を結ぶ者…シャーマン。
世界中の魂を束ね、
星の行く末を決める王・シャーマンキングとなるため、
麻倉葉と仲間の旅路が今、始まる!』
・・・武井宏之、『シャーマン・キング』(集英社)
高校時代は・・・
『医師か坊主になる』
・・・なんてことを考えていましたが、
最近は・・・
『医師と坊主になる』
・・・なんてことを考える今日この頃です。
(そういえば、同期の早崎医師は既に僧侶であり医師でした。
早崎Dr.、元気にしてますか・・・?
)
・・・なんてことを考えていましたが、
最近は・・・
『医師と坊主になる』
・・・なんてことを考える今日この頃です。
(そういえば、同期の早崎医師は既に僧侶であり医師でした。
早崎Dr.、元気にしてますか・・・?

Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)
この記事へのコメント
私、ヒーラー&薬剤師になりました。
これからも しげた先生のブログで勉強させていただきます。
いつも貴重な情報ありがとうございます。
これからも しげた先生のブログで勉強させていただきます。
いつも貴重な情報ありがとうございます。
Posted by 小松原シゲヒコ at 2011年10月11日 21:50
小松原さん、こんばんは。
いつもお世話になっております。
小松原さんは既に立派なシャーマンですね・・・・・!!
いつもお世話になっております。
小松原さんは既に立派なシャーマンですね・・・・・!!
Posted by ゲゲゲのしげ爺
at 2011年10月11日 21:53

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。