2008年08月23日

義を見てせざるは勇なきなり

矢山クリニックには、時々、
医師や歯科医、看護師などの医療関係者の方が
見学にみえます。

昨日も、わざわざ佐世保から、
歯科の先生が、見学に来られました。

その先生と話していて、
話が歯科金属から出るマクロガルバニック電流のことに及んだ際・・・

見学Dr.:「マクロガルバニック電流が身体に悪いってことは、
       実は歯科医は『百も承知』なんですよね・・・。」


私:「えっ?!本当ですか・・・?」(目がテン・・・)face07

見学Dr.:「本当ですよ。だって、学校でそう習いますから・・・。」

私:「ええ~っ!!悪いと知っててやってるんですか???」face08

私は愕然としました。

そして、この言葉が心に浮かびました・・・。

『見義不為、無勇也』
(義を見てせざるは勇なきなり)

これは・・・
儒家の始祖、孔子の言葉であり、
『武士道』ではこの言葉をとても重要に捉えています。

『義』とは、
『正しい行いを守ること』を意味しており、

『そうすることが正しいということを知っていながら、
 それを実行しないのは、 
 勇気のない、臆病者である。』
として、
『義』『勇』を重んじていたのです。

人は、そうすることが正しいと思っても、
自分の保身のために、
声を挙げない、行動を起こさないということがあります。

何かの圧力に屈して、
物事を正面から捉えようとせず、
大勢について、長いものに巻かれようとする・・・。

見ているのに、
知っているのに
気づいているのに、
知らぬ顔の半兵衛を決め込む・・・。

医療の世界では、
それまで正しいと思われてきたことでも、
10年も経てば、実は間違いであったと判明することがあります。

それが間違いであったということを知った時・・・

『義』を見た時・・・

我々は、どう行動すべきなのでしょうか・・・?

様々な感情はあると思います。

でも、感情はさておいて、
真実を見つめる『勇』気を持ち、
論理的に判断し、
潔い態度で、
『義』に基づいた行動をしたいものです・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(8)
この記事へのコメント
そうですね。確かに正論だと思います。
でも、人というのは弱いものです。未熟なものです。(私を含め)
「道不遠人」・・・道は人から遠からず、真理は自分の中にある。
いつでも自分の心に聞いてみたらおのずと道は分かるものですが・・・。心が曇ってしまうのでしょうね。
Posted by あー at 2008年08月29日 01:19
「道不遠人」

いい言葉ですね。
私も自分の中の良心と語り、
常に義に基づいて行動できるよう、
心がけたいと思います・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2008年08月30日 16:58
はじめまして。
矢山先生の創られた気功を知って、はや20年になります。合気道マガジンに気功の達人と紹介された頃からの矢山先生の記事や著書の読者です。

 しげたん先生のブログを最近知り、読ませて頂いているのですが、大変よい刺激を受けています。

 私のかかりつけの歯科医は、アマルガムのことの説明を求めてもアレルギーが出る人もいるという程度の説明しかしてくれないし、マクロガルバニック電流なるものは全く知りませんでした。

 私は矢山先生と出会ったご縁で鍼灸師になり、医療の道に(医療類似行為だそうですが)邁進おります。

 金が目的になると、保身に走ったり、情報をコントロールできますからね、医療人は。安かろう悪かろう儲かろうで打算的に生きるか、最高品質のものや技術を適正価格で扱って全うに仕事をするかは、ひとえに医療側の志の問題であり、高度の情報を持っているかどうかにかかってくると思います。

 実績を積まれた医師の方や治療家の方たちがいっせいに良いものはよい、悪いものは悪いと、ガイドラインを示していただければ、質の悪い技術やものは淘汰されていくのですから。

 粗悪技術や粗悪品の淘汰のスピードを上げるために効果的な方法を打ち出していかれるのが業界リーダーの役目でもあるかと思われます。しかし足をすくわれないように準備しておかないと、反撃されるかも知れませんが・・・。

 私の風水の先生は、原典に学びつつ、大陸や台湾に伝わる伝統風水を元に、新たな発見をされていますが、彼は10年以上前から、家相を風水として広めていたドクター何某を本物の風水師でないと批判していました。
ドクター何某が風水グッズをワゴンセールしていたとき、某週刊誌にプロの風水師としてどう思うかインタビューを受けていた時、風水の理を滔々と説き、風水を誤って用いた時の怖さも含めて売る側に責任があると言っておられました。

 商売人というのは、注意事項に触れないでいい事ばかり言いますから、注意点に関して質問すると、相手の人間としての誠意を見抜く突破口になるかも知れません。

 最後にしげたん先生に質問です。

マクロガルバニック電流はどういうタイプの人にどの程度悪いのですか??

 毒米くらい問題なのですか?この例えは当てはまらないのかも知れませんが、銀歯を何本も詰めている私自身、結構気になるところです。

 全くの面識もないのにいきなり濃い内容で申し訳ありません。が、精神論より具体的な話を知りたいのです。

 宜しくお願い致します。
 

 
Posted by 胎動 at 2008年09月23日 01:51
胎動さん、おはようございます。

マクロガルバニック電流は、
人工的で不自然な電流で、
人体に流れる自然な経絡の気の流れを阻害しています。

元気で抵抗力のある方は耐えれますが、
それに耐えれない方が、何らかの症状を引き起こします。

単純に、毒米の問題と比較することは難しいのですが、
人によっては毒米と同程度問題となる場合もある・・・
とだけ申し上げておきます。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2008年09月24日 10:36
 しげたん先生、早々にお返事をいただきありがとうございました。

 マクロガルバニック電流に関しましては、矢山先生の元で勉強されたであろう東京の先生の歯科医院のホームページで、詳しく知ることができました。
 
 ここ数年アメリカの透視ヒーリングスクールを卒業したヒーラーや透視能力者の方々からヒーリングを学んできた過程で、中にはホメオパスの方もいて、アトピーその他の解毒を必要とする疾患の患者さんの治癒までの様子を聞くことができました。

解毒に関してホメオパシーは鍼灸や漢方の考え方との共通点を感じ、毒の排泄の大切さを再確認するとともに、毒の摂取を許容範囲内に抑えることにも気を配らないと、
人によっては、致命的なのだと再認識させていただきました。

特に昨今、雪印の牛乳が先か、韓国の腐敗野菜で作ったキムチが先か忘れましたが、アメリカも中国も日本も食に関しては、国家も業者も全く信用するに値しないと思わせる体たらくぶりですから、
医業に携わる者が、自覚することが難しい慢性食中毒の末に疾病に罹ってしまう方々へ、食や環境素因は大切だと啓蒙していくことがホントに大切なのだとしげたん先生のブログでよく伝わってきました。

 そういえば私の診ています、心臓弁膜症の患者さんが、
海のもの、貝や海苔などの臭いものや変な味のするものを食べると必ず下痢をするので、食べないという人がいますが、こういう人にとっては虚寒証が進んで弱っている時にこんなもの食べてしまったら命が危険にさらされることもあるわけで、黙って見過ごせない問題ですね。

 薬膳だけでは、環境汚染は見えてきませんし、かといって無農薬玄米菜食も、マクロビオティックも食養生の一部でしかないですし、分子栄養学やらホメオパシーやフラワーエッセンスやら学ぶことが多くて、飽きがきませんわ。

 ただ間違いなかったことは、矢山先生の助言で、東洋医学を学んだことで、すべてをマンダラのように位置づけできると確信を得たことです。

 何年先になるかわかりませんが、バイオレゾナンス学会に出席していたいです。その時はどうぞ宜しくお願い致します。

 
Posted by 胎動 at 2008年09月29日 19:05
胎動さん、
こちらこそ、どうぞ宜しくお願い致します。

ぜひ、バイオレゾナンス学会にご参加ください・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2008年09月30日 20:00
アドレスを変更しました。
よろしくです。
Posted by テル at 2009年01月27日 15:42
テルさん、こんばんは。

了解しました。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年01月27日 18:28
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