2011年06月17日
汚れちまった悲しみも・・・・・
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の皮裘(かはごろも)
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところなく日は暮れる・・・・・
山口出身の夭折の天才詩人、
中原中也の詩集『山羊の歌』に収録されている
実に有名な詩・・・・・
『汚れつちまった悲しみに……』
・・・・・です。
中原氏は
人の世の『悲しさ』を深く掘り下げ、
哀切にうたいあげられましたが、
心配ご無用・・・・・!!
日本の伝統、
『神道』の祝詞(のりと)の1つ・・・・・
『一切成就の祓(いっさいじょうじゅのはらい)』
・・・・・では、
『極めて汚も
きわめて きたなきも
滞無れば 穢とはあらじ
たまりなければ きたなきとはあらじ
内外の玉垣
うちと の たまがき
清淨と申す
きよくきよし と もうす』
・・・・・と述べられています。
この『一切成就の祓』は、
『六根清浄の大祓』とセットにして・・・・・
『一切成就の大祓(いっさいじょうじゅのおおはらい)』
・・・・・と呼ばれることもあるようです。
この祝詞は
南北朝時代の頃から用いられており、
伊勢神宮においても非常に重要視された祝詞なのだそうです。
『内外の玉垣 清浄と申す』の・・・・・
『玉垣』
・・・・・は、
神社の境内や社殿を囲んでいる
『神聖』な『垣根』のことを指しています。
これは、
神社の垣根の中に神さまが祀られているのと同様、
人間の身体・心の中に、
神聖な『魂』が宿っていることを比喩しています。
『極て汚きも滞りなければ穢きはあらじ
内外の玉垣清浄と申す』
即ち・・・・・
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の皮裘(かはごろも)
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところなく日は暮れる・・・・・
山口出身の夭折の天才詩人、
中原中也の詩集『山羊の歌』に収録されている
実に有名な詩・・・・・
『汚れつちまった悲しみに……』
・・・・・です。
中原氏は
人の世の『悲しさ』を深く掘り下げ、
哀切にうたいあげられましたが、
心配ご無用・・・・・!!

日本の伝統、
『神道』の祝詞(のりと)の1つ・・・・・
『一切成就の祓(いっさいじょうじゅのはらい)』
・・・・・では、
『極めて汚も
きわめて きたなきも
滞無れば 穢とはあらじ
たまりなければ きたなきとはあらじ
内外の玉垣
うちと の たまがき
清淨と申す
きよくきよし と もうす』
・・・・・と述べられています。
この『一切成就の祓』は、
『六根清浄の大祓』とセットにして・・・・・
『一切成就の大祓(いっさいじょうじゅのおおはらい)』
・・・・・と呼ばれることもあるようです。
この祝詞は
南北朝時代の頃から用いられており、
伊勢神宮においても非常に重要視された祝詞なのだそうです。
『内外の玉垣 清浄と申す』の・・・・・
『玉垣』
・・・・・は、
神社の境内や社殿を囲んでいる
『神聖』な『垣根』のことを指しています。
これは、
神社の垣根の中に神さまが祀られているのと同様、
人間の身体・心の中に、
神聖な『魂』が宿っていることを比喩しています。
『極て汚きも滞りなければ穢きはあらじ
内外の玉垣清浄と申す』
即ち・・・・・
人間の『魂』は、
本来清浄であるわけだから、
どんなに汚れてしまおうとも、
どんなに悲しいことがあっても、
それを滞らせていなければ、
溜め込んでいなければ、
祓い清めさえすれば、
流してしまえば、
デトックスしてしまえば、
クリーニングしてしまえば、
『心』も『身体』も『穢れ(氣枯れ、ケガレ)』てしまわない
・・・・・ということです。
中原氏のを言葉を借りれば・・・・・
『汚れちまった悲しみも
滞り無ければ
穢(きたなき)とはあらじ』
・・・・・というわけです。
本来清浄であるわけだから、
どんなに汚れてしまおうとも、
どんなに悲しいことがあっても、
それを滞らせていなければ、
溜め込んでいなければ、
祓い清めさえすれば、
流してしまえば、
デトックスしてしまえば、
クリーニングしてしまえば、
『心』も『身体』も『穢れ(氣枯れ、ケガレ)』てしまわない
・・・・・ということです。
中原氏のを言葉を借りれば・・・・・
『汚れちまった悲しみも
滞り無ければ
穢(きたなき)とはあらじ』
・・・・・というわけです。

Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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