2009年02月20日

☯陰陽五行☯

昨日、毎月恒例
ホロトロピック・クラブ主催の
『氣功リーダー研修会』が開かれました。

今回のテーマの1つ『陰陽五行論』

このテーマは、
東洋哲学根本思想であり、
東洋医学を研究している私にとっては、
非常に興味深いテーマであり、
大変参考になるお話でした・・・。

『陰陽五行論』は、
古代中国神話に登場する伝説の帝王
『伏羲(ふくぎ)』が作り出したとされる『陰陽論』と、
中国最古伝説の王朝『夏』の創始者、
『禹(う)』が発案したとされる『五行論』を、
春秋・戦国時代の国、『斉』陰陽家
『鄒衍(すうえん)』整理・統合して完成させた理論です。

この理論は、
その後あらゆる分野に応用され、
時代を超えて
現代でも利用されている優れた理論です。

『陰陽論』とは、
『陰』『陽』という相反する形で存在し、それぞれが消長をくりかえす
・・・という理論。

『五行論』とは、
万物は『木・火・土・金・水(もく・か・ど・ごん・すい)』という
5つの要素により成り立っている
・・・という理論です。

『陰陽』の相反する形とは・・・

天と地、
日と月、
プラスとマイナス、
男と女、
上と下、
右と左、
攻撃と防御・・・etc


『五行』を構成する5つ要素とは・・・

『木』・・・樹木のようなものの象徴。
     物事・生命の始まり、発展、生長など。

『火』・・・火炎のようなものの象徴。
     暖かい、熱、上昇、赤など。

『土』・・・大地のようなものの象徴。
     養育、収穫など。

『金』・・・金属のようなものの象徴。
     固い、変化、変革、結実など。

『水』・・・水のようなものの象徴。
     潤い、流れ、冷たさなど。

『陰陽五行論』は、東洋医学においても根本になる理論で・・・
『陰陽論』は、
東洋医学的診察法にて
『表・裏』『寒・熱』『虚・実』『陰・陽』
4種類の相反する状態を診断する『八鋼弁証(はっこうべんしょう)』などに応用されますし、

『五行論』は、
人体の五臓六腑

肝臓・胆嚢は『木』に相当、

心臓・小腸は『火』に相当、

脾(膵)臓・胃は『土』に相当、

肺・大腸は『金』に相当、

腎臓・膀胱は『水』に相当する・・・

・・・とされ、臓器診断に応用されます。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:51│Comments(0)
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