2009年08月08日

何事もイヤと思わず淡々と・・・

ある朝、
矢山利彦院長が突然・・・

『何事も イヤと思わず 淡々と
 やれば スルスル できるものなり。』


・・・と短歌を詠み、言いはじめられました。

『は・・・?
 何を突然・・・。』


・・・と、ふと思ってしまいましたが、

『おそらく、
 矢山院長は
 溜めていたイヤな仕事をこなしていく過程で
 こんな悟りを得られたんだろうな・・・。』


・・・と推察いたしました。

よく考えると、
これは1つ真理を表しています。

人間の3層構造になっています。

第1層『脳幹部』
呼吸、循環、体温調節などの基本的な生命活動を司る『生命の脳』です。

第2層『大脳辺縁系』
本能や欲望を司る『感情の脳』です。

第3層『大脳新皮質』
地球上では人類が最も発達しており、
知的活動を司る『知性の脳』です。

さて、脳の第2層『大脳辺縁系』には、
『扁桃核(扁桃体)』という、
アーモンド形の小さな神経細胞の集まりが存在しています。

この『扁桃核』は、『感情』の発信源として知られています。
何らかの刺激があった場合、
この『扁桃核』が・・・

『自分にとって快か?不快か?
プラスか?マイナスか?
楽しいか?辛いか?
好きか?嫌いか?』


・・・を即座に判断します。

『扁桃核』が『快』と判断した場合、
その情報は脳に伝えられ、
『ドーパミン』『エンドルフィン』『セロトニン』などの
神経伝達物質が分泌、
『嬉しい』『楽しい』『好き』などのプラスの感情が生まれます。

逆に、『扁桃核』が『不快』と判断した場合は、
『アドレナリン』『ノルアドレナリン』『ステロイド・ホルモン』などの
ストレス・緊張ホルモンが分泌され、
『イヤだ』『辛い』『嫌い』などのマイナスの感情が生まれます。

マイナス感情及びストレス・緊張ホルモンの分泌は、
交感神経過度の緊張を引き起こし、
血圧血糖は上昇、
免疫力は低下、
胃炎胃潰瘍の原因にもなり、
心身を傷める結果になってしまいます。

扁桃核は、脳の奥深いところにあって、
通常はほとんど自動的・無意識的
『快・不快』を判断してしまうのですが、
意図的にこの扁桃核を『快』の状態にして、
プラスの神経伝達物質を分泌させ、
心身の状態を良好に保つ方法があります。

その方法とは・・・
このような解剖学的・生理学的な仕組みを理解した上で、
脳の第3層『大脳新皮質』『知性』を上手に使って、
感情をコントロールするのです。

この時に役立つのが『言葉』

『言葉』はパワーを持った『言霊』『言魂』です。

たとえ・・・

『イヤだなぁ・・・。』

・・・と瞬間的に感じてしまったとしても、
すぐさま・・・

『頼まれごとは試されごと。』

『これが逆境だ・・・!!』

『何事も イヤと思わず 淡々と
 やれば スルスル できるものなり』


・・・などと唱え、
(出来るならば、実際に声に出して発言した方が効果が高い。)
扁桃核が発する情報を、
知性でプラスに書き換えてしまうのです。

最初は上手に出来るものではありませんが、
そこは『100回入門、1,000回黒帯』

『理・感・得』で、
徐々に上達していきます・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)
この記事へのコメント
矢山先生にもそんなことがありましたか。

ためてしまったイヤな仕事を
来週月曜日からどうしようか...とブルーになって
いましたが、
この短歌を机の前に貼って、
イヤと思わず、淡々とやって行こうと思います。
いいお言葉をありがとうございます。
Posted by まろん at 2009年08月08日 23:00
まろんさん、こんにちは。

淡々とやるって、本当に大事だな・・・

と、最近よく思います。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年08月09日 16:31
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