2010年06月22日

『治し力の追求』と『治り力のサポート』

Y.H.C.矢山クリニックには、
5つの・・・

『基本方針』

・・・があります。
その第1が・・・

『矢山クリニックは、病める人を、東洋医学と西洋医学、
 歯科と医科を統合して診断し、治療いたします』


そして、矢山利彦院長が掲げる根本理念、行動の指針
スローガン、モットーが・・・

『治し力の向上』

・・・です。
『治し力の向上』のため、
矢山クリニックは全ての医療を括する、統合するという・・・

『ホロトロピック医療』

・・・の形態をとっているわけなのですが、
正直に告白しますと、実は・・・

『治し力の向上』

・・・という言葉に、以前から少々違和感を感じていました。

『治し力の向上』という言い方で意味している
『治し力』とは、
あくまで医療を提供する側の、
我々医療者側の立場からの治し力。

でも、患者さんの病気が治るのは、
本質的に我々の力で治っているわけではありません。

それは、究極、
患者さん本人の『自然治癒力』と呼ばれる
自然の力宇宙の力で治っているわけで、
我々の力ではありません。

決して『治し力の向上』を
完全に否定してしまうわけでもないのですが、
我々が自分で・・・

『治している』

・・・などと、とても不遜傲慢なような氣がして、
なんとも言いようのない居心地の悪さ違和感があったのです。

そんな折、
東京で行われた『バイオ・レゾナンス医学会』例会で、
ある先生が・・・

『患者さんの治り力のサポートをする』

・・・といった趣旨のことを発表されたということを聞きました。

私はこの言葉を聞いて・・・

『フッ・・・』

・・・と、肩の力が抜けて
腑に落ちるものを感じました。

「治し力の追求」よりも、
 「治り力のサポート」か・・・。
 な、なるほど・・・!!』


自信たっぷりに、胸を張って・・・

『治し力』

・・・と言っていいのは神さまのみ。

究極、我々医療者の行うことは・・・

『治り力のサポート』

・・・でしかあり得ない。

個人的には、そんな氣がしています。

時々・・・
早朝、寝床の中でまどろんでいる際、
『変性意識状態』に入って
ある声が聴こえてくることがあります。

『ヘミシンク』的に言うと、『ガイド』と言うらしいですね・・・。)

『治し力より癒し力』

『病気治しをゴールにしてはならない』

・・・そんなことを教わったのですが、

「治し力の追求」よりも「治り力のサポート」

・・・も、この辺りの微妙なところを
表現した言葉であるような氣がします・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)
この記事へのコメント
重田先生、こんばんは。


『治し力の追求』と『治り力のサポート』
両方とも 私にとっては ありがたい、必要な事に思えます。(欲張り?)

治し力の追求をして頂いて、それを使って 治り力のサポートをして頂けたら…なーんて、思ってしまいますが。


お料理をする前に、まずは包丁を研ぐ。
それを使ってお料理をするみたいな?…。
(包丁を砥石で研ぐ時って、結構 集中してますよね! 技を研くくらいに…)


この前の重ね煮教室ではありませんが、
「塩加減は、お鍋の中の材料にきいて下さい」
と、材料をサポート。

弱火でじっくり、自ら美味しくなるのを見守る…みたいな??

ちょっと違うかな。
Posted by 冨田 at 2010年06月22日 23:51
冨田さん、おはようございます。

もちろん、両方必要です。

要はバランスですね・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2010年06月24日 09:21
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