2011年06月15日

中庸医学

今から数年前、
末期ガン治療で全国的にも有名なA医院に通院中の
患者さん、Bさん50代、男性)が当院に来院されました。

Bさんは大腸ガンでA医院に通院中だったのですが、
❍❍テスト上、
もうガンの反応、波動は認められないので、
ガンは既に治っていると説明を受けておられました。

しかし、体調が優れない、
食欲がない、
痩せてきたのに、お腹が出っ張ってきた・・・・・

・・・・・などの症状が出てきたために、
A医院より近くにある当院に
おみえになったのでした。

結論から言うと、
西洋医学的には貧血が進行し、
腹水が貯留、
ガンは治っているどころか
いわゆる末期状態になっていることが判明しました。

Bさんには
代替療法波動医学的な検査・治療と同様に
西洋医学的な検査・治療も大事であり必要なことを説明しましたが、
Bさんは西洋医学的な検査・治療を頑なに拒まれ、
またA医院に帰って行かれました・・・・・。

ここで断っておきますが、
A医院で行われている医療は非常に素晴らしいもので、
本当に末期ガンが奇跡的に治癒するケースが
それこそ多数報告されています。

ただし、留意・注意すべきは、
医療を施す側も、
医療を受ける側も、
波動・エネルギー的所見のみを
鵜呑みして過信・盲信しないこと。

波動・エネルギー的所見が100%正しいかというと、
実はそうではありません。

感度、特異度ともにかなりのバラつきがあります。

故に
西洋医学的、
物質的、
物理的、
3次元的所見・データーを決して軽視・無視しないこと。

必ず
全ての所見を客観的・包括的・俯瞰的に捉え、
最終判断を下すこと。

西洋医学に偏らないこと。
東洋医学に偏らないこと。
自然療法に偏らないこと。
代替療法に偏らないこと。
波動医学に偏らないこと。


できるだけ抽象度を上げ、
すべての分野において
マンダラ的にバランス良く考えること。

これが今の世代・時代に求められる
医学・医療のコンセプトではないかと思われます。

そこで・・・・・
● 考え方・行動などが1つの立場に偏らず中正であること
● 過不足がなく、極端に走らないこと
● 極端な概念に偏らない自由な立場をとること


・・・・・を意味する
儒教の伝統的な中心概念・・・・・

『中庸(ちゅうよう)』

あるいは仏教で表現するならば・・・・・

『中道(ちゅうどう)』

・・・・・の発想を
医療に採り入れた・・・・・

『中庸医学』
『中庸医療』

『中道医学』
『中道医療』


・・・・・を提唱し、
今後の『ホロトロピック医療』に組み込んでいきたいと思います・・・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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