2011年07月14日

コントロール・ドラマ 3. 傍観者

幼少時、
成長の過程において
家族(特に両親)との関係において
図らずも獲得してしまう
人間の心の反応の基本パターン、基本ソフト・・・・・

『コントロール・ドラマ』

このドラマは4種類存在し、
万人がこのどれかのドラマを演じることになります。

悲しいかな、
現代社会ではたとえ身体が成長し、
見た目は大人になっていてもなお、
自分は大人のつもりでも、
幼児性を引きずった、
子供じみたドラマが世界中で繰り広げられています。

その4つのドラマとは・・・

● 脅迫者のドラマ
● 被害者のドラマ
● 傍観者のドラマ
● 尋問者のドラマ


今回は・・・・・

『傍観者のドラマ』

・・・・・を解説したいと思います。

人間は、
幼少時は両親・家族の愛やエネルギーを、
成長後は他人の愛やエネルギーをも
自分に取り込むために・・・・・

1. 攻撃的に無理矢理に自分に注意を向けさせようとする
2. 受け身的に同情や好奇心に働きかけて注意を引く


・・・・・言動、行動をするものですが、
この『傍観者』は、2.
 のパターン。

傍観者は、
あえて何も語らず、
自分をミステリアスに見せたり、
相手に気を遣わせることにより、
関係の優位に立とうとするタイプです。

よそよそしく、秘密めかして
あいまいな態度をとり続け・・・・・

『ん、一体この人は・・・・・?』

・・・・・と、
相手の注目を集めることによって
エネルギーを奪います。

傍観者タイプの特徴は・・・・・

● 人と距離を置き、
  他人が近付きにくい雰囲気を
  誇示してエネルギーを得ようとする。
● 無関心を装う
● 責任から逃れようとする
● 協調性に欠ける
● 自分の考えや感情を見せない
● ポケットによく手を入れている
● 横目で眺めている


『あっしには、関わりないことでござんす・・・・・。』

・・・・・と口では言いながら、
実は関わりたくてウズウズしているタイプです。



『ふ~ん・・・・・』

『で、・・・・・?』

『だから、何・・・・・?』

『それが何か・・・・・?』


傍観者は、
他の人に疑いを抱かせ、
他の人をまごつかせます。
傍観者と会話をしても
まともな答えが得られないからです。

しかし、そんな傍観者も
実は心の中に内的葛藤を抱えています。

『自分が分からない』coldsweats01

『自分が信じられない』bearing

『他人を信じたいけど、裏切られるのが怖い』weep

『責任をとるのは嫌だ、怖い』surprise

『当事者になるのは嫌だ、怖い』
shock

傍観者タイプの人は、
基本的には寂しがりやで甘えん坊。

寂しさや甘えを克服し、
自立(自律)、
人格を陶冶し、
霊的な大人にならなければなりません。

(などと言いながら、
 恥ずかしながら
 実は私もかなり『傍観者』の要素を持っています・・・・・。sweat02





※ おまけ
コントロール・ドラマ 3. 傍観者

重田総合診療クリニック建設中




Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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