2008年12月03日

100%の治癒はないが、100%のケアはある。

『100%の治癒(キュア)はないが、
 100%のケアはある。』


9月に行われた
『第5回 気功の集い』にて、
講師の中健次郎先生に教えていただいた言葉です。

これは、『パッチ・アダムス』として有名な、
アメリカの医師、Dr.ハンター・アダムスの言葉です。

我々、医療者にとって、
全ての患者さんの
全ての病気を治してさしあげることが、
その究極の目標です。

しかし、人間には寿命というものがありますし、
この世に存在する全ての病気を治すことなど
到底不可能です。

しかし、病気を100%治癒させることができなくても、
100%ケア
すなわち、看護、介護、お世話、配慮、気配り、サービス
・・・などはできると言われているのです。

Y.H.C.矢山クリニックには、
難病でお悩みの患者さんが多数来院されます。

もちろん、究極的には100%の治癒を目指しますが、
それが叶わない場合、
たとえ身体を救うことができなくとも、
せめてだけはお救いしたい・・・。

常々、そう思っておりましたので、
Dr.アダムスの言葉は、実に肚(はら)に落ちるものがありました。

昨日・・・
矢山クリニックキャスト
入院患者さんと皆で、
映画『パッチ・アダムス』
1998年公開
 監督:トム・シャドヤック
 主演:ロビン・ウィリアムズ
を観ました。

Dr.アダムスの言われる『ケア』の意味が分かる
とても素晴らしい映画です。

全ての医療者に観ていただきたい映画です。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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