2008年10月24日

ホロトロピック・センターの基本と役割

先日、佐賀県保険医協会主催の、
管理者研修会
『管理者の心構えと増患対策の決めて
 ~優秀な職員を育てるために~』
に出席しました。

講師の先生は、
長崎市にある藤原ENTクリニック理事・事務長である
木村結花さん。

魅力あるクリニックを創造する、
『事務外来学』の第一人者としても有名です。

患者さんの緊張した気持ちを解きほぐす、
安心していただく、
心の鎧を取り除いてさしあげる・・・など、
医師が行うのは当然ですが、
医師は診察・診断・治療にエネルギーを割かなくてはならないので、
他のスタッフが、上手にフォローすることが大切であること・・・

スタッフの対応力人間力がアップすれば、
医師の診療もスムーズに進み、
自然とクリニックの繁栄につながること・・・
などを、豊富な実例を挙げながら、講演されました。

また、藤原ENTクリニックの院長・藤原久郎先生のお話もありました。

「ギブ・アンド・テイク」ではなく、
 「ギブ・アンド・ギブ」の精神が医療の精神。
 この精神で医療活動を行えば、自然と繁栄するものです。
 ちょっとしんどいですけど・・・。』

藤原先生のお話を聞きながら、
『全くその通りだなぁ・・・。』
なんて思ったり、
思わず苦笑いしてしまったり・・・。

矢山クリニックは・・・
ホロトロピック・センターですので、
利用者の方々の
西洋医学的・東洋医学的代替療法的
病気の予防・診断・治療を行いながら、
その深い部分で、
人間性の向上
心・意識・魂の成長
『実存的変容』をお手伝いすることが究極の目標です。

しかし、木村さんや藤原先生がおっしゃっているような、
『医療機関としての基本』がしっかりできていないと、
ホロトロピック・センターとしての役割を、充分に果たすことができません。

保険医協会は、いつも実に素晴らしい講習会を行ってくれます。
今回の講習会は、
医療機関としての基本をしっかりと学ぶ、いい機会になりました。

また日々の診療に活かしていきたいと思います・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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