2009年05月03日
ストップ!プルサーマル人文字フェスタ
今年の秋より
玄海原子力発電所にて開始される
プルサーマル発電の実施に向けて、
フランス再処理工場で作られたMOX燃料が
はるばる海を越え、
もうすぐ日本に到着します。
本来、ウランを燃やすように設計された原子炉で
プルトニウムを燃やすということは、
石油ストーブでガソリンを燃やすのと同じで、
非常に危険性が高いということが指摘されています。
もともとプルサーマル発電は
東京電力と関西電力で計画されていましたが、
東電では原発のトラブル隠しが明るみになるは、
関電ではMOX燃料の検査データ改ざんが発覚するはで
計画が頓挫していました。
青森県六ケ所村の日本原燃、
再処理工場はトラブル続きでまだ試運転が終わっていないようですし、
本格操業のめども立っていません。
現在、政府や電力会社は・・・
『実験所のデータは充分に存在しているので、
正確な安全評価は可能』
・・・と主張しているようですが、
本当でしょうか・・・?
(正直、当てにならない・・・。)
実は、日本で言われているデータとは、
実は外国からの借り物らしく、
テストもせずに、いきなり本格運転、
まさに『ぶっつけ本番』を
強行しようとしているようです。
『憂慮する科学者同盟』のエドウィン・S・ライマン博士は・・・
「このままでは、
プルサーマル計画が進められている
地域の地元住民や近隣地域の人々は、
政府や電力会社によって『モルモット』にされる」
・・・と、厳しく批判されています。
まったく、モルモットにされてはたまりません・・・!!
そんな中・・・
5月10日(日)、10:00より、
佐賀市『どんどんどんの森』にて、
『5.10さがストップ!
プルサーマル人文字フェスタ』
・・・が開催されます。
ゲストは、
『六ヶ所村ラプソディ』の監督、鎌仲ひとみさん
apバンク顧問、田中優氏
反原発運動家、
元慶応義塾大学助教授、藤田祐幸氏、
NGO『グリーン・アクション』代表、アイリーン・スミスさん・・・。
参加者で
『NO MOX』
の巨大な人文字をつくり、空撮を行い、
その後、佐賀県庁までパレードが行われる予定です。
ところで・・・ 続きを読む
玄海原子力発電所にて開始される
プルサーマル発電の実施に向けて、
フランス再処理工場で作られたMOX燃料が
はるばる海を越え、
もうすぐ日本に到着します。
本来、ウランを燃やすように設計された原子炉で
プルトニウムを燃やすということは、
石油ストーブでガソリンを燃やすのと同じで、
非常に危険性が高いということが指摘されています。
もともとプルサーマル発電は
東京電力と関西電力で計画されていましたが、
東電では原発のトラブル隠しが明るみになるは、
関電ではMOX燃料の検査データ改ざんが発覚するはで
計画が頓挫していました。
青森県六ケ所村の日本原燃、
再処理工場はトラブル続きでまだ試運転が終わっていないようですし、
本格操業のめども立っていません。
現在、政府や電力会社は・・・
『実験所のデータは充分に存在しているので、
正確な安全評価は可能』
・・・と主張しているようですが、
本当でしょうか・・・?
(正直、当てにならない・・・。)
実は、日本で言われているデータとは、
実は外国からの借り物らしく、
テストもせずに、いきなり本格運転、
まさに『ぶっつけ本番』を
強行しようとしているようです。
『憂慮する科学者同盟』のエドウィン・S・ライマン博士は・・・
「このままでは、
プルサーマル計画が進められている
地域の地元住民や近隣地域の人々は、
政府や電力会社によって『モルモット』にされる」
・・・と、厳しく批判されています。
まったく、モルモットにされてはたまりません・・・!!
そんな中・・・
5月10日(日)、10:00より、
佐賀市『どんどんどんの森』にて、
『5.10さがストップ!
プルサーマル人文字フェスタ』
・・・が開催されます。
ゲストは、
『六ヶ所村ラプソディ』の監督、鎌仲ひとみさん
apバンク顧問、田中優氏
反原発運動家、
元慶応義塾大学助教授、藤田祐幸氏、
NGO『グリーン・アクション』代表、アイリーン・スミスさん・・・。
参加者で
『NO MOX』
の巨大な人文字をつくり、空撮を行い、
その後、佐賀県庁までパレードが行われる予定です。
ところで・・・ 続きを読む
Posted by ゲゲゲのしげ爺 at
19:00
│Comments(8)
2009年03月16日
再処理工場を止めた人々
『30秒で世界を変えちゃうWEB新聞』や、
環境問題のフリーペーパー、
『豪快な号外』で有名な
TEAM GOGO!。
以前、佐賀でも
TEAM GOGO!の活動が行われていましたが、
現在、佐賀においては『TEAMシロクマ』の名称で
活動を行われているようです。
その『TEAMシロクマ』主催で、
3月25日(水)、午後7:00~
アバンセ4F 第3研修室にて、
1987年、ドイツで制作された
ドキュメンタリー映画、
『再処理工場を止めた人々
核分裂過程
SPALTPROZESSE』
が上映されます。
1985年、ドイツ南部にあるバイエルン州の緑豊かな小さな村、
ヴァッカースドルフに、
使用済み核燃料の再処理工場の話が持ち上がります。
この村は、元々は保守的な土地柄だったのですが、
住民たちは、この再処理工場の建設に反対します。
しかし、ドイツ政府は住民の声を無視。
建設を進めるために法律を変え、
反対デモには武力で対抗し、
強引に建設を進めます。
この映画は、住民運動、反対運動の一環として
制作された映画のようです。
この映画が制作された後も、
政府と業界の再処理工場建設運動と
住民側の反対運動の衝突は続きます。
建設差し止めの訴訟や、
異議申し立ての署名提出(その数なんと85万人・・・!)、
公聴会による長期間に渡る論戦・・・。
そして映画制作の2年後、
ついに再処理工場の建設は中止されます。
法律も改正され、
ドイツは原子力発電を段階的に廃止していくという、
『脱原子力』の方向に政策が転換します。
この時代は・・・ 続きを読む
環境問題のフリーペーパー、
『豪快な号外』で有名な
TEAM GOGO!。
以前、佐賀でも
TEAM GOGO!の活動が行われていましたが、
現在、佐賀においては『TEAMシロクマ』の名称で
活動を行われているようです。
その『TEAMシロクマ』主催で、
3月25日(水)、午後7:00~
アバンセ4F 第3研修室にて、
1987年、ドイツで制作された
ドキュメンタリー映画、
『再処理工場を止めた人々
核分裂過程
SPALTPROZESSE』
が上映されます。
1985年、ドイツ南部にあるバイエルン州の緑豊かな小さな村、
ヴァッカースドルフに、
使用済み核燃料の再処理工場の話が持ち上がります。
この村は、元々は保守的な土地柄だったのですが、
住民たちは、この再処理工場の建設に反対します。
しかし、ドイツ政府は住民の声を無視。
建設を進めるために法律を変え、
反対デモには武力で対抗し、
強引に建設を進めます。
この映画は、住民運動、反対運動の一環として
制作された映画のようです。
この映画が制作された後も、
政府と業界の再処理工場建設運動と
住民側の反対運動の衝突は続きます。
建設差し止めの訴訟や、
異議申し立ての署名提出(その数なんと85万人・・・!)、
公聴会による長期間に渡る論戦・・・。
そして映画制作の2年後、
ついに再処理工場の建設は中止されます。
法律も改正され、
ドイツは原子力発電を段階的に廃止していくという、
『脱原子力』の方向に政策が転換します。
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2009年03月09日
MOX燃料の輸送
佐賀県東松浦郡玄海町には、
九州電力の
『玄海原子力発電所』があります。
現在、この玄海原発の3号機を対象に、
『プルサーマル計画』の実施が検討されており、
九州電力は、10月下旬にもMOX燃料を使った試運転を始め、
11月中旬には国内初となるプルサーマル発電を本格稼働させ、
営業運転に入るよう、計画しています。
プルサーマル計画に使用される
プルトニウムとウランの混合酸化物、
MOX燃料はフランスで製造されています。
このMOX燃料を積んだ2隻の輸送船が、
3月5日、フランスの北西部にあるシェルブールの軍港を出発、
アフリカ南端の喜望峰を経由し、
現在、南西太平洋を通って日本を目指すことになっているようです。
そして、5月には日本に到着する予定・・・。
環境保護団体『グリーンピース』によれば、
今回輸送されるMOX燃料は過去最大量となる1.8トンで、
この量のプルトニウムからは225個の核爆弾の製造が可能であり、
地球を半周する輸送は核拡散の危険が高いとして、
反対を表明しています。
プルトニウムは、
1グラムあれば4,000万人を肺癌にしてしまうほどの
非常に強い毒性を持つ放射性物質として知られています。
MOX燃料は、日本のどこかの港に到着し、
そこから玄海原発までは陸路で運ばれることになると思われますが、
『テロ』の危険性もあるため、
詳細な情報は公表されていません。
高校時代・・・ 続きを読む
九州電力の
『玄海原子力発電所』があります。
現在、この玄海原発の3号機を対象に、
『プルサーマル計画』の実施が検討されており、
九州電力は、10月下旬にもMOX燃料を使った試運転を始め、
11月中旬には国内初となるプルサーマル発電を本格稼働させ、
営業運転に入るよう、計画しています。
プルサーマル計画に使用される
プルトニウムとウランの混合酸化物、
MOX燃料はフランスで製造されています。
このMOX燃料を積んだ2隻の輸送船が、
3月5日、フランスの北西部にあるシェルブールの軍港を出発、
アフリカ南端の喜望峰を経由し、
現在、南西太平洋を通って日本を目指すことになっているようです。
そして、5月には日本に到着する予定・・・。
環境保護団体『グリーンピース』によれば、
今回輸送されるMOX燃料は過去最大量となる1.8トンで、
この量のプルトニウムからは225個の核爆弾の製造が可能であり、
地球を半周する輸送は核拡散の危険が高いとして、
反対を表明しています。
プルトニウムは、
1グラムあれば4,000万人を肺癌にしてしまうほどの
非常に強い毒性を持つ放射性物質として知られています。
MOX燃料は、日本のどこかの港に到着し、
そこから玄海原発までは陸路で運ばれることになると思われますが、
『テロ』の危険性もあるため、
詳細な情報は公表されていません。
高校時代・・・ 続きを読む
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2009年02月27日
『MOX燃料』と『かえせ!太陽を』
昨26日、
MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料の輸送について、
佐賀県と玄海町が事前了解したということで、
5月にもMOX燃料が玄海原子力発電所に運び込まれ、
11月にもプルサーマル発電が本格稼働する見通しとなりました。
私、個人的には、
理論的にも、
動物としての本能からしても、
そして人道的観点からしても、
どう考えても『危険』で『無謀』だと思うのですが・・・。
賛成派の方々は、
『安全だ、安全だ・・・』
・・・と呪文のように繰り返すだけでなく、
どこがどういう風に安全なのか、
反対派の方々を納得させるような
きちんとした説明をする責任があるのでは・・・
・・・なんてことを考えていたら、
ふと、ある『歌』を思い出しました・・・。
『かえせ!太陽を
水銀 コバルト カドミウム
鉛 硫酸 オキシダン
シアン マンガン バナジウム
クロム カリウム ストロンチュ~ウム
汚れちまった海 汚れちまった空
生きもの皆 いなくなって
野も 山も 黙っちまった
地球の上に 誰も
誰もいなけりゃ 泣くこともできない
かえせ かえせ かえせ かえせ
みどりを 青空を かえせ
かえせ かえせ かえせ
青い海を かえせ かえせ かえせ
かえせ かえせ かえせ
命を 太陽を かえせ かえせ ・・・』
これは、1971年に公開された映画、
『ゴジラ対ヘドラ』の主題歌です。
この映画は表向きは子供向けの怪獣映画なのですが、
実は文明批判映画であり、
ダークかつシュール、
そしてサイケなカルト・ムービーとしても知られています。
(一部のファンに・・・。)
その内容のため、テレビで放送されることはなく、
しばらくはソフト化もされなかった伝説の映画です。
核兵器が生んだ怪獣・ゴジラは放射能を撒き散らし、
人類の環境汚染が生んだ怪獣・ヘドラは
有害化学物質を撒き散らしながら
死闘を繰り広げます。
死闘の末、
ゴジラは片眼をつぶされ、左手を融かされながらも
からくも闘いに勝利し、
能天気な人間たちを一喝して去っていく・・・
・・・というような内容だったと思います。
この映画が上映された頃は、
世の中は、高度経済成長の弊害である『公害』が問題となったり、
ヒッピー、ゴーゴー、サイケデリック、LSDが流行したり、
ベトナム戦争が行われていた時代・・・。
私はまだ4~5歳で、
ただただ気持ち悪く、トラウマになってしまった映画で、
その後、学生時代に仲間とこの映画を観てから、
しばらくはこの主題歌が頭にこびりついて離れませんでした・・・。
『佐賀県と玄海町は事前了解した・・・』・・とのことですが、
本当に県民や町民は了解しているのでしょうか?
『えっ・・・、いつの間に了解したの?
ちゃんとした説明も受けていないのに・・・!!』
・・・というのが実情なのではないのでしょうか。
真の安全性の確保なしに、
プルサーマルの導入は危険だと思います。
安易に導入した結果、
この『かえせ!太陽を』のような破目に陥ることのないよう、
願いたいものです・・・。
ちなみに、2番は・・・ 続きを読む
MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料の輸送について、
佐賀県と玄海町が事前了解したということで、
5月にもMOX燃料が玄海原子力発電所に運び込まれ、
11月にもプルサーマル発電が本格稼働する見通しとなりました。
私、個人的には、
理論的にも、
動物としての本能からしても、
そして人道的観点からしても、
どう考えても『危険』で『無謀』だと思うのですが・・・。
賛成派の方々は、
『安全だ、安全だ・・・』
・・・と呪文のように繰り返すだけでなく、
どこがどういう風に安全なのか、
反対派の方々を納得させるような
きちんとした説明をする責任があるのでは・・・
・・・なんてことを考えていたら、
ふと、ある『歌』を思い出しました・・・。
『かえせ!太陽を
水銀 コバルト カドミウム
鉛 硫酸 オキシダン
シアン マンガン バナジウム
クロム カリウム ストロンチュ~ウム
汚れちまった海 汚れちまった空
生きもの皆 いなくなって
野も 山も 黙っちまった
地球の上に 誰も
誰もいなけりゃ 泣くこともできない
かえせ かえせ かえせ かえせ
みどりを 青空を かえせ
かえせ かえせ かえせ
青い海を かえせ かえせ かえせ
かえせ かえせ かえせ
命を 太陽を かえせ かえせ ・・・』
これは、1971年に公開された映画、
『ゴジラ対ヘドラ』の主題歌です。
この映画は表向きは子供向けの怪獣映画なのですが、
実は文明批判映画であり、
ダークかつシュール、
そしてサイケなカルト・ムービーとしても知られています。
(一部のファンに・・・。)
その内容のため、テレビで放送されることはなく、
しばらくはソフト化もされなかった伝説の映画です。
核兵器が生んだ怪獣・ゴジラは放射能を撒き散らし、
人類の環境汚染が生んだ怪獣・ヘドラは
有害化学物質を撒き散らしながら
死闘を繰り広げます。
死闘の末、
ゴジラは片眼をつぶされ、左手を融かされながらも
からくも闘いに勝利し、
能天気な人間たちを一喝して去っていく・・・
・・・というような内容だったと思います。
この映画が上映された頃は、
世の中は、高度経済成長の弊害である『公害』が問題となったり、
ヒッピー、ゴーゴー、サイケデリック、LSDが流行したり、
ベトナム戦争が行われていた時代・・・。
私はまだ4~5歳で、
ただただ気持ち悪く、トラウマになってしまった映画で、
その後、学生時代に仲間とこの映画を観てから、
しばらくはこの主題歌が頭にこびりついて離れませんでした・・・。
『佐賀県と玄海町は事前了解した・・・』・・とのことですが、
本当に県民や町民は了解しているのでしょうか?
『えっ・・・、いつの間に了解したの?
ちゃんとした説明も受けていないのに・・・!!』
・・・というのが実情なのではないのでしょうか。
真の安全性の確保なしに、
プルサーマルの導入は危険だと思います。
安易に導入した結果、
この『かえせ!太陽を』のような破目に陥ることのないよう、
願いたいものです・・・。
ちなみに、2番は・・・ 続きを読む