2009年07月10日

『葉隠』と『武士道』と『医道』

皆さん、こんばんは。
矢山クリニック天地人直江兼続こと、
しげたんです。icon09

冗談はさておき・・・
かの太閤殿下豊臣秀吉家臣との雑談中、
次のようなことを語ったと伝えられています。

『天下を取るには、3つの資格を備えた者でなければならない。
 その3つとは、
 「大気(たいき)」「勇気」「智恵」だが、
 この3つを持つほどの大名は誰もいない。
 
 しかし、諸国の大名の家臣の中には、
 天下取りの資格を2つまで備えたものが3人存在する。

 1人上杉家、直江謙次。
 1人毛利家小早川隆景
 そしてもう1人龍造寺家鍋島直茂

 直江謙次は「大気」と「勇気」は持っているが、「智恵」が足りない。
 小早川隆景は「大気」と「智恵」は持っているが、「勇気」
 欠けている。
 鍋島直茂は「勇気」と「智恵」は持っているが、「大気」が無い。
 
 「大気」「勇気」「智恵」、
 このうち1つでも欠けていれば、天下は取れぬ・・・。』


鍋島直茂公は、
その後徳川家康気脈を通じ、
佐賀鍋島藩藩祖となり、
佐賀鍋島藩初代藩主鍋島勝茂公の後見を務めることになる人物です。

佐賀藩士、山本 常朝(やまもと じょうちょう)は、
この鍋島直茂公を『武士の理想像』として、
『武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり』などで知られる
『武士道』を解説。
そして、同じく佐賀藩士、田代陣基(たしろ つらもと)がそれを筆録し、
世に名高い、『葉隠(はがくれ)』が誕生します。

(上記のエピソードも、『葉隠』に記載されているものです。)

太閤には『大気が足りぬ』と評された直茂公ですが、
それは、『度量が小さい』『心が小さい』『細かいことにくよくよする』
・・・といった意味ではなく、
いわゆる『野望』『野心』『出世欲』といったものが足りない
・・・という意味のようです。

実際、直茂公は、
主家筋である龍造寺家に最後まで遠慮し、
自ら藩主の座に座ろうとはしませんでした。

『葉隠』に代表される『武士道』は・・・
『死ぬ事と見付けたり』で、
常に『生死』を想う、
『メメント・モリ』『道』であり、
その思想は、難病・死病を治癒に導く
『実存的変容』の大きなヒントになります。

『葉隠』『武士道』の研究は、
『医療』の現場にも大きく役立つものであります・・・。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)代替療法
この記事へのコメント
初めまして、沙世です。

葉隠、お読みになりました?
佐賀って葉隠れの里で、冊子も作られてますが、
そこにコメント書いている人でも、
実際読んだことないみたいですね。

私は縁あって、ちょっとずつ勉強しています。
でも、これって、私たち佐賀人達が
先祖から話聞かされていることのようにも
感じますね。
Posted by さよさよ at 2009年07月10日 20:00
さよさん、こんにちは。

葉隠、もちろん読みましたよ。

(全部ではありませんが・・・。)

縁あって、私も勉強している最中です。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年07月11日 12:33
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