2010年08月13日

『煩悩病』の治療法

本日よりお盆なので、
今日は仏教の話題を・・・。

その昔、
『医王』とも称されたお釈迦さまは・・・

『煩悩』

・・・という病気の心理・行動療法として、
8つ正しい道・・・

『八正道』

・・・を提唱されました。
その中の1つが、
正しい念を持つという・・・

『正念』

・・・です。

『念』とは、一般的には・・・

『思い』『気持ち』『念願』

…というような意味ですが、
ここでいう『念』とは・・・

『心の働き』
『記憶する働き』
『対象に向かって心を集中し、冥想すること』


・・・という意味で、
『いつも心に思っている』状態や、
『記憶して忘れない』という状態も表しています。

何が正しくて
何が悪いのか・・・?

この辺りが意見の分かれるところではありますが、
一応お釈迦さまは、
世の中や人間存在を・・・

1. 『無常』であるのに、『常』であると考えている
2. 『苦』があるのが当たり前なのに、『楽』ばかり考えている
3. 本当は『無我』なのに、
  『自我』『エゴ』があるのが当たり前のように考えている
4. 『不浄なもの』『浄らか』と勘違いしている


・・・といった状態を

『四顛倒(してんどう)』

・・・と名付け、
それを正しく念ずることを・・・

『正念』

・・・と定義されたのでした。

そして、その『正念』の具体的な方法が、
4つ『念』
即ち・・・
『四念処(しねんじょ)』
『四念住(しねんじゅう)』


・・・なのです。

『四念処』とは・・・

1. 身体において身体を繰り返し観察する
  『身念処』
2. 感覚(感受)において感覚を繰り返し観察する 
  『受念処』
3. 心において心を繰り返し観察する
  『心念処』
4. 宇宙の法則において宇宙の法則を観察する
  『法念処』


・・・で、
この4つを常に心に留め、
正しく観察し、記憶し、忘れないようにして
身につけることができれば・・・

『煩悩』

・・・という病気が治っていくと解説されたのです。

この治療法は
今から2,500年も昔に明らかにされたものですが、
現在でも立派に通用する内容です。

有史以前より、
いかに多くの人がこの・・・

『煩悩病』

・・・にお悩みのことか。coldsweats02

ちなみに、
この『正念』『四念処』をすべて含んだエクササイズが、
実は・・・

『氣功』

・・・なのです。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)代替療法
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