2009年10月10日

ドラキュラ流、咳エチケット

インフルエンザの流行が社会的な問題になってきた数年前より、
『咳エチケット』ということが言われ始めました。

風邪インフルエンザなどの呼吸器疾患に罹患した場合、
くしゃみなどの症状が出ますが、
それらの症状は咽頭気管気管支粘膜の刺激が誘引となって起こる
気管、喉頭、呼吸筋の反射的な収縮運動なので、
通常は自分の意思には関係なく、突然起こります。

インフルエンザの原因、
インフルエンザ・ウィルスは、
感染した宿主
死んでしまわないように、
じわじわと持続的に感染したり
宿主の体内に潜伏感染して、
比較的におとなしくしているヘルペスのようなウィルスと違って、
感染した宿主がに至ろうがどうしようが
そんなことにはおかまいなく、
とにかく宿主の体で急速に増殖して、
咳やくしゃみに乗って
できるだけ周囲に飛散、拡散して生存しようとします。

咳、くしゃみ、鼻水の飛沫の中には
インフルエンザ・ウイルスが大量に含まれ
咳やくしゃみをすることによりウィルスが2~3メートルも飛び散り、
周囲にいる人に感染してしまいます。

そのため・・・

咳やくしゃみをするときは、
ティッシュなどで口と鼻を覆い、他の人から顔をそらし、
最低1メートルは離れること。

使用したティッシュは、すぐゴミ箱に捨てること。
(できればビニール袋で覆って捨てること。
 ウィルスが多量に付着したティッシュを触ると感染の危険があるため。)

咳やくしゃみをした後は
手を必ず洗うこと。
(咳やくしゃみをする時にカバーした手は接触感染の原因となってしまう。)

咳やくしゃみのある人はマスクを着用し、
飛沫が飛び散らないようにすること。

・・・というのが『咳』や『くしゃみ』をする際の
マナー、エチケットであるとされ、
最近では各自治体でも啓蒙活動が行われているようです。

さらに、最近では・・・
直接、で咳やくしゃみを受けると、
そのウィルスを大量に含んだ飛沫のついた手で
ついつい色々なものに触れてしまい、
不特定多数の人が素手で触るドアのノブや、
エレベーターのボタン
会社のパソコンマウス資料、電車の吊革などを介して
ウィルスが感染してしまう危険性がありますので、
咳やくしゃみをそのままいつもの調子で手で受けないで・・・
ドラキュラ流、咳エチケット
肘の内側で口を覆う方法が薦められています。

この咳エチケットの方法は、
吸血鬼ドラキュラ
マントを広げて口元を隠す姿に似ていることから、
『ドラキュラ・スニーズ』と呼ばれています。

(直訳すると、『ドラキュラのくしゃみ』
 アメリカの高校生が考案したのだとか・・・。)

最近では咳、くしゃみ1つするのにもエチケット、マナーが必要です。
くれぐれも、一昔前のオヤジのように・・・

『ぶへぇっくしょ~ん・・・!!』

・・・などとやらないよう、私も心がけています・・・。face02


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)西洋医学
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