2010年01月17日

医療ネグレクト

ある生後7カ月アトピー性皮膚炎の男児が、
皮膚に重篤な細菌感染を併発して衰弱。
両親は宗教上の理由から病院に連れて行かず、
教義に従い、手かざし療法『浄霊』を行っていたところ
病状が悪化し、死亡。

そして両親は『医療放棄』
『児童虐待』のうち『養育拒否(ネグレクト)』1つである
『医療ネグレクト』による殺人容疑で
逮捕されたという、非常に痛ましい事件が起こっていたことを
最近知りました。

逆に、
消化管出血で重体となった1歳男児への輸血を
宗教上の理由で拒んだ両親に対し、
『医療ネグレクト』と判断した
児童相談所親権を一時的に停止させるという要求を迅速に行い、
家庭裁判所がわずか半日でそれを認め、
男児が救命されていたというケースがあったことも知りました。

『手かざし』『手当て』『ヒーリング』『外気功』

・・・等など、様々な名称で呼ばれるこの療法ですが、
欧米では『ヒーリング・タッチ』として
実際に医療の現場、看護の現場でも
役立てられているという事実はあります。

しかしこの治療法は、それほど万能ではありません。

世の中には・・・
西洋医学、東洋医学、自然療法、代替療法

・・・等など、様々な治療法がありますが、
どのような治療法にも『適応』『限界』というものがあるものです。

その適応と限界をケース・バイ・ケースで判断し、
状況に応じた治療法を選択する必要があります。

その判断は、西洋医学の知識を持ち、
同時に自然療法の知識を併せ持った専門家にしか出来ません。

このような痛ましい事件が起きないよう、
西洋医学と非・西洋医学の橋渡しをしていくのも、
その両方の知識を幅広く持つ
『ホロトロピック・センター』の役目であると思います・・・。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)代替療法
この記事へのコメント
先生のおっしゃるとおりです。
ひとつの療法を宗教のように信じ込むことは百害あって一利なしです。
そのような間違った考え方による悲劇が起こるたびに薬事法違反だとか医師法違反といった内容の報道がなされ、西洋医学以外の代替療法すべてが悪者扱いされるような風潮があります。

しかし、西洋医学だけが万能ではないはずです。
西洋医学は、治療医学であり予防医学ではありません。
しかし、東洋医学などは予防医学という考え方で捉えれば西洋医学よりもはるかに進んだ医学と捉えることもできます。

日本の医学教育、法律、厚生労働省の政策、医療保健制度すべてが、西洋医学中心になっているが故に、代替医療が否定されその反動として西洋医学を否定する人々は狂信的になる場合があるのではないでしょうか?

東洋医学をはじめとする代替療法もきちんとした医学として認め、それぞれの医療の長所、短所を見極め、それぞれの使い分けを国民に教育していくことこそ本当に医療制度改革になるのではないでしょうか?
Posted by ぎりやん at 2010年01月17日 22:35
ぎりやんさん、こんばんは。

西洋医学派と非・西洋医学派、
どちらも独善的で排他的なのが
問題なのかもしれませんね・・・。

やはり皆で仲良くが一番です。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2010年01月18日 18:38
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