2008年04月23日

抗酸化力の測定

イタリアの科学者、Dr.カラテッリ氏
ナポリ大学医学部教授Dr.イオリオ氏らの研究チームが開発した
活性酸素・フリーラジカル分析システム『FRAS4』

このFRAS4は、
生体の『酸化ストレス度』
すなわち『活性酸素・フリーラジカルによる酸化的傷害度』
測定以外にも、
生体がどれくらい酸化ストレスに耐えれるかということを表す、
『抗酸化力を測定することができます。

『酸化』とは、
物質に酸素が化合する反応
物質が電子を失う化学反応のことをいいます。

いわゆる、
『錆びる』『腐る』『劣化する』『老化する』・・・
などという現象を表しています。

生体の血液中には、
体が容易に酸化してしまわないよう、
活性酸素・フリーラジカルに対抗する抗酸化物質が多数存在しています。

FRAS4が測定する『抗酸化力測定』
『BAP Test』(Biological Antioxident Potential)は、
電子を奪おうとする活性酸素・フリーラジカルに、
どれくらい子を与える能力を持っているか
酸化反応を止める還元力を持っているかを計測し、数値化、
抗酸化能力を評価します。

測定値が2000以上あれば、正常です。

d-ROMテストとBAPテストの2つの検査を組み合わせると・・・
抗酸化力度(BAPテスト)は、
どれくらい酸化ストレスに耐えれるかを表し、
酸化ストレス度(d-ROMテスト)は、
現時点で、どれくらい血液が酸化しているか、
その時の酸化度を表しています。

両方が低いと、かなり病的な状態、
片方のどちらかに問題があれば、病的な状態、
どちらとも正常であれば、健康な状態と言うことが判定できます。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 14:00│Comments(0)西洋医学
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