2008年06月03日

副作用、害のない自然な治療法を・・・

数年前、国立がんセンター
抗がん剤の専門家の先生の講演会に参加する機会がありました。

その時、話題の一つになったのが、
肺がんに対する抗がん剤『イレッサ』に関してでした。
当時、その薬の副作用により、国内で数人の死亡者が出ており、
マスコミでも取り上げられ、ちょっとした問題になっていました。

講演の中で、演者の先生が、
参加のドクターに対して、
「先生方に質問します。 
 抗がん剤の治療関連死(副作用による死亡)は、 
 一体何%許されると思われますか?」
と驚くような質問をされました。

『何をバカな質問を・・・。
 0%に決まってるじゃないか・・・。』

と思いながら、ふと隣の(見知らぬ)先生を見ると、
なんと、腕を組んで、一体何%許されるのか、
真剣に考えておられるではありませんか・・・!!

『え・・・?』(目がテン・・・)face08

周りを見渡すと、多くの先生方が、何%許されるのか考えておられて、
中には議論を始める先生もいらっしゃいました。

『おいおい・・・。許す許さないの問題じゃないだろう・・・。』face07

演者の先生によると、抗がん剤の治療関連死は、
何と3%まで許されるとのこと・・・。icon11

極論ですが、100人のガン患者さんがいたら、
3人までは抗がん剤の副作用で死んでも許されるということです・・・。
(誰が許してくれるのか、全く理解できませんが・・・。icon11

当時、問題になっていたイレッサの治療関連死は、
実は0.数%で、マスコミが言うほど、そんなに問題ではない・・・。
というのが、演者の先生の論調でした。

『この先生、自分の家族がガン患者でも、 
 こういう考え方をするんだろうか・・・?』face07

日本で最も最先端のがんの治療が行われているはずの
がんセンターの抗がん剤の専門家が、
こういう考え方で抗がん剤治療(化学療法)を行っているということを知り、
私は愕然としました。face08
もちろん、全てのドクターがそうであるとは言えませんが・・・。

矢山利彦院長の朋友でもある
燃えるジャーナリストicon09船瀬俊介さんの著書に、
『抗ガン剤で殺される
(花伝社)
という本があります。

出版された時は、
『船瀬さんらしいといえばらしいけど、
 なんとも過激な本を出版されたものだなぁ・・・。』face07
なんて思ったものですが、
実際、そういうことがあり得るということです・・・。

矢山クリニックでは・・・
ガンの治療だけでなく、
全ての病気に対して、
できるだけ身体に害が無く、
身体に優しい、
より自然な方法で治療を行うよう、
心がけています。



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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:22│Comments(10)西洋医学
この記事へのコメント
まったく人の命を何と考えているのでしょうか?
船瀬さんのビデオを矢山クリニックで見させてもらいましたが、本当に癌の治療がどれだけ恐ろしいものか?
何故癌になるのか?治すために何をするべきか?が
良く分かりました。これは癌ではなくても病気している人に
共通する部分もありました。
がん治療は抗がん剤と放射線治療と手術と思う方が
多いと思いますが、矢山クリニックには切らずに治す
温熱療法などがあり素晴しいですね。
しかも癌で入院している患者さん方はたいへん前向きで
「私癌なのよねぇ」なんて明るいのにびっくりします。
きっと先生はじめ入院施設やスタッフの方々が素晴しいからだと思いました。
これからもご活躍をお祈りしております。
Posted by あー at 2008年06月03日 20:02
あーさん、コメントありがとうございます。

温熱療法は、他のがん治療に比べて、
副作用がなく、身体に優しい、より自然な治療法です。

この治療のことをご存知ない方も数多くいらっしゃいますので、
今後も、この治療の普及に努めたいと思います。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2008年06月04日 12:35
先生に慢性胃炎でお世話になっていた者です。おかげさまで改善方向です。さてこの抗がん剤の講演会ですが、正直驚きませんでした。それよりも先生みたいなまともな(本当に患者の命を考えてくれる)お医者さんが本当にいらっしゃる方が嬉しかったです。・・・当たり前のことが当たり前でない世の中ですね・・・さて私事でもありますが、以前このブログにもあった「ホメオパシー」に興味をもって、現在4年学校に通っています。まだ基盤が脆弱ですが、ゆくゆくは人の役に立ちたいと思っています。先生のところではホメオパシーの薬局等設置予定等ありませんか?資格を持った日にはぜひ採用してください。(笑)・・・結構本気です。ご教示お願いします。
Posted by マル at 2008年06月04日 22:37
マルさん、コメントありがとうございます。

ホメオパシーの資格を取られるんですね!
素晴らしいことだと思います。

資格を取られたら、ご連絡ください。
前向きに検討させていただきます。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2008年06月05日 19:13
お返事ありがとうございます。このように本気で患者の事を考えてくれる先生がもっと日本に増えたらいいです。これからもよろしくお願いします。
Posted by マル at 2008年06月06日 22:41
なんか、照れますね・・・。
マルさん、お褒めいただき、ありがとうございます。

こちらこそ、よろしくお願いします。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2008年06月08日 09:55
 昨日は診察の日でした。「言われたことを守ってるね。よくなってるよ。」と矢山院長先生に言っていただき、安心しました(ここ2ヶ月、よく体を温めて汗をかくよう、よく走ったのがよかったかなぁ…。阿吽気功法の要領で気を流しながら走ると、すぐに汗をかくことを発見しました)。冷えていた下半身も、右足を残すだけとなりました。またあっためていきます。
 今日の質問は…。
 知人で、私と同じ部位を癌で取り除いた人が、某大病院でインターフェロン療法をうけているのですが、体内にインターフェロンを入れててしばらくは気分が悪いとおっしゃていたことがどうにも引っかかっているのです。
 自分が持っている本にインターフェロンのことが書いてあります。それによれば、「インターフェロンは、本来自分の体内で作られる。自分以外の場所でできたインターフェロンを体内に入れても効果はない」とのことでした。それよりは、「命のある」食べ物をしっかり食べることで自然治癒力を蓄えて、いざというときに自分の体内でインターフェロンを作り出す方がいい」というのです。
 このインターフェロン注入療法、体に対して、どんなもんなんでしょう?
 
 この頃、マスコミを通して著名な方や懸命に生きた方が癌でなくなったニュースが立て続けに飛び込んできました。その度に抗ガン剤や放射線、このインターフェロン注入療法に疑問を抱きます。
 一方、矢山クリニックのように体に優しい療法で癌が治癒して元気に暮らしてらっしゃる方々のニュースはほとんど目にすることがありません。 
 その辺にも何か疑問を感じています。

 追伸:
 お伊勢詣り、いいですね。また、お話を読ませて下さい。
Posted by ぜんご at 2009年02月01日 11:52
ぜんごさん、こんにちは。

インターフェロンは、
確かに副作用もありますが、
抗ガン剤とは違って、
使い方によっては大変有効な治療法だと思います。

矢山クリニックでは、
できるだけ自然な治療法を選択しますが、
場合によってはインターフェロンを併用することがあります。

要は、組み合わせだと思います。

西洋医学、自然療法の良い部分を
上手く併用することが大切です。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年02月04日 16:51
教えていただき、ありがとうございます。西洋医学と自然療法のいいところを組み合わせて使う。これも「マンダラ的発想」であり、治療法なのですね。ちょっと、偏っていた自分を反省。「いいところ見つけ」をしていきます。また、質問させてください。
Posted by ぜんご at 2009年02月04日 22:06
ぜんごさん、こんにちは。

ご質問の件、了解です。

いつでも、気軽にご質問くださいね・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年02月05日 12:41
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