ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

矢山利彦院長は、
小周天氣功法を行う方々が
小周天の極意を自然と身に付けられるよう、
『小周天氣功法　道歌』という
短歌集を考案されました。

この『短歌集』の
5・7・5・7・7のリズムの中に、
小周天氣功法の極意が『ギュッ』と詰め込まれています。

『道歌』は全部で20種類。
今回はその6番目を紹介します。

『指組て　肘つくまでも　締めるなり
　組む位置ずらし　より深く締め』

ドイツ観念論哲学の祖であるカントが
『手は外に出た脳である』
と表現された如く、
手指を刺激するということは、
脳そのものをダイレクトに刺激することにつながります。

また、前回も紹介しましたが、
手指には12正経のうち6つの経絡が走行しています。

（1.太陰肺経　2.陽明大腸経　3.厥陰心包経
　4.少陽三焦経　5.少陰心経　6.太陽小腸経）

小周天氣功法道歌第5番、『指そらし』によって手指を刺激した後、
今度はその運動と陰陽、表裏の関係を成す『指組み』によって、
手指をさらに刺激し、
身体の半分の経絡と脳を刺激し、活性化します。

まず・・・

両手の指を手背側から組んで・・・

組んだ手をクルッと返して、
ギューッと絞りつけます・・・。

さらに、左右の手首が付くように絞り込みます・・・。

そして、今度は左右の肘が付くように更に深く絞り込みます・・・・。

そして、組んだ手指の組む位置を微妙にずらし、
手指1本ずつ意識をして更に深く深く絞り込み、締めます。

道歌第5番『指そらし』よりも、
さらに深くて心地よい刺激が、
手指、身体の半分の経絡、脳に加えられ、
全身が活性化します。