ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

中健次郎氏に教わった『羅漢気功』ですが、
『羅漢気功』にも
『少林派羅漢気功』や『武当派羅漢気功』など、
様々な流派があるということが分かりました。

『少林派』と『武当派』は一体どう違うのか・・・？
中さんにお訊きしたところ・・・

「それは、呼吸法ですね・・・。」

・・・ということでした。

伝説によると、
元・明の時代の道士、仙人である
『張 三豊（ちょう さんぽう）』が、
少林寺で修行した後に『武当山』に到達し、
道教の吐納法（呼吸法）や導引術などを応用し、
太極拳、形意拳、八卦掌などの『内家拳』を編み出したのが、
『武当派』の始まりとされています。

呼吸には、
『胸式呼吸』
『腹式呼吸』
『逆腹式呼吸』などがありますが、
今回、中さんに教えていただいた呼吸法は、
実に独特な呼吸法でした。

その呼吸法とは、
基本的には
息を吸う時にお腹をへこませ、
息を吐く時にお腹を膨らませる『逆腹式呼吸』なのですが、
実際にはもっと複雑で・・・

臍より上と下に腹部を分け、
呼吸する際には上下の腹部を交互に
へこませたり、膨らませたりしたり、
息を吸う時には、
口先を丸め、舌をU字形に丸め、
圧力や抵抗をかけて強く吸って
特殊な『・・・トゥーッ』という音を出したり、
息を止める際には口を横一文字に結んで
一気に下丹田に氣を落とし、
特殊な『ンーッ』という音を出したり、
息を吐く際には
お腹の氣を一気に圧縮し、
口を閉じて鼻から一気に
『フンッ！！』
と吐いたり・・・。

とても文章を読むだけでは理解できないような複雑な呼吸法でした。

『武当派羅漢気功』は、
この特殊な呼吸法を行いながら
様々な功法（18種類）を行うわけなのですが、
この呼吸法を行うだけでも、
身体が熱くなり、
汗が出始め、
血流が改善し、
頭が冴え、
やる気、気合が全身に満ちてきます。
（ダイエットにもいいようです。）

この呼吸法を応用し、
患者さん方の病気の治療にも役立つよう、
今後研究を重ねていきたいと思います・・・。