2009年11月19日

『川崎病』と波動医学

乳幼児が罹る急性の熱性・発疹性の疾患1つに、
『川崎病(かわさきびょう)』という疾患があります。
別名『小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群』

原因不明の高熱が続き、
眼球結膜が充血したり、
口唇が腫れたり、
舌や口腔内の粘膜や咽頭が真っ赤になったり、
皮膚に発疹が出たり、
四肢が腫れたり、
リンパ節が腫れたり、
場合によっては心臓の血管に炎症を起こして
動脈瘤を形成したり、心筋梗塞の原因になったりして、
時に命に関わる特殊な難病です。

川崎病の原因は
実は今まで不明で、
何らかの感染が引き金となって起こるという可能性は
示唆されてきました。

しかしこの度、
順天堂大学の研究グループが
体内で大量に増えた複数の細菌による複合感染によって
川崎病が引き起こされる可能性が高いことを突き止め、
その研究結果を発表されました。

研究グループは、
川崎病患者の咽頭部小腸
ブドウ球菌や、桿菌などが
通常の10~100倍も存在していることを発見、
その細菌に対する生体の過剰な免疫反応
様々な症状の原因になっていることを解明されたのです。

通常、川崎病の急性期の治療としては
免疫グロブリンが使用されるのですが、
それらの細菌に有効な抗生物質を投与したところ、
免疫グロブリンに効果が無かった症例に対しても
著しい効果があったとのこと。

『川崎病』の原因に迫る、
対症療法に留まらない、
より原因治療に近づくような、
そんな素晴らしい研究だと思います。

実は、
『O-リング・テスト』『バイオ・レゾナンス法』などの
波動的医学の世界では、
『川崎病』だけでなく
様々な疾患、難病が
細菌やウィルスなどの複合感染により引き起こされていると
以前より指摘されてきました。
『5つの病因論』参照)

『波動医学』の方法論で半ば常識であったことが、
『西洋医学』の方法論でも実際に証明されたということで、
この点に関しても、画期的な研究であると思います。

また・・・
順天堂大学の研究グループが
『川崎病』の治療に用いた抗生物質は、
『ST合剤』という特殊な抗生物質。

ST合剤は、
スルファメトキサゾールSMK)という抗生物質と、
トリメトプリムTMP)という抗生物質を5対1の比率で配合した合剤で、
『バクタ』という名前で知られています。

『バイオ・レゾナンス法』で診査した場合、
『バクタ』が有効であると考えられるケースが予想以上に多く、
この点に関しても、
実は『川崎病』だけではなくて
他の様々な疾患、難病も
西洋医学の世界で一般的に考えられているよりも
複数の病原菌による複合・潜在感染
その発病の原因になっていたり、
増悪因子になっているということが考えられます。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)西洋医学
この記事へのコメント
息子が2歳の時に熱が下がらないので近くの小児科で診てもらいましたが、「風邪でしょう」と、診断されました。その後も熱は下がらず、一度大きい病院で診てもらおうと連れて行って診てもらうと、「川崎病ですね、すぐに入院しないといけません」と言われました。その先生は、川崎病に詳しい先生で、そこで違う先生にまた風邪ですね、なんて診断されていたら息子はどうなっていただろうと思います。小さな腕に点滴の針が刺さったまま、熱でぐったりしている息子姿を今も思い出します。早くこの病気の解明ができるように、頑張っていただきたいものです。
Posted by ログハウスの洋食屋さん木こり at 2009年11月19日 22:03
木こりさん、こんにちは。

近い将来、川崎病だけでなく、
様々な疾患の真の原因が明らかにされていくと思います。

我々も、蔭ながら協力させていただきたいと思っています・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年11月20日 15:13
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