2009年01月13日

マインド・コントロールする寄生虫

トキソプラズマという寄生虫は、
病原性を持った寄生生物、
すなわち原虫として有名です。

通常、宿主とする寄生虫なのですが、
人間にも寄生し、
人類のなんと約3分の1に感染していることが知られています。

胎児・幼児や、
臓器移植後やエイズの患者さんなどの
免疫抑制状態にある方には、
脳炎中枢神経障害・肺炎・心筋炎など、
重篤な日和見感染症を引き起こします。

一般的に、健康成人の場合には、
感染しても、ほとんど無症候に留まり、
あまり問題を起こさないと言われています。

しかし・・・

バイオ・レゾナンス医学会では、
トキソプラズマのような日和見感染を引き起こすような弱毒の病原体は、
一般的に知られているよりも、
実は様々な病気の隠れた原因になっており、
数多くの問題を孕んでいるのではないかと疑われています。
『5つの病因論』参照)

さて、このトキソプラズマは、
人間を含め、幅広く恒温動物寄生しますが、
終宿主ネコ科の動物です。

トキソプラズマは、
ネズミをはじめとする猫の獲物を産み付け、
それらの中間宿主嚢胞を形成したり、
時には脳に寄生したりします。

通常、健康なネズミ猫の尿にとても敏感で、
尿に気づくと、そのエリアを避けるように行動します。
ネコに食べられてしまわないように・・・。)

しかし、トキソプラズマに感染したネズミは、
猫の尿に鈍感になったり、
わざわざ猫の尿の匂いに誘われるように行動してしまうということが
研究により明らかにされています。

これは、トキソプラズマが、
自らを繁殖させるため、
宿主であるネズミの心理、行動に影響を与え、
マインド・コントロールをしている可能性があることを示唆しています。

では、トキソプラズマは、
人間の心理・行動にも影響を及ぼしているのかどうか・・・?

実は、
トキソプラズマの慢性感染により、
人間の心理や行動だけではなく、
なんと人格、精神疾患にも影響が及んでしまう
・・・という研究結果もあるようです。

(反応が鈍くなる、集中力が散漫になる、神経質になる、
 反社会的になる、危険行為を行う、嫉妬深くなる、
 統合失調症躁うつ病に罹りやすくなる・・・etc)
 

トキソプラズマだけではなく・・・
動物捕食されやすくするために、
寄生したアリに、葉の端の方に移動するようにコントロールする
槍形吸虫

に捕食されやすくするため、
寄生した水面へ飛び上がる動きをさせたり、
異常行動を誘発するという寄生虫、Euhaplorchis californiensis

成長して水棲段階に入ると、
寄生したバッタを水へと飛び込ませて溺死させる寄生虫、
ハリガネムシ

寄生虫に寄生された宿主は、
多かれ少なかれ、
それらのマインド・コントロールを受けているのかもしれません・・・。

トキソプラズマに対する予防法治療法は、
 確立されております。
 適切に対応さえすれば、心配ありません。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(6)西洋医学
この記事へのコメント
興味のある内容でもあり、非常に怖い内容でもありますね。(^^;)
寄生虫のマインドコントロールされるって怖いですよね。
(--;)
たま~に意味も無く冷蔵庫を開ける癖があるんですが、それももしかして寄生虫のしわざ・・・・・・・。
Posted by 整体師 フジイ at 2009年01月14日 13:16
フジイさん、こんばんは。

もしも、
生モノが食べたいという衝動に駆られる場合は、
その可能性がありますね・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年01月14日 19:30
トキソプラズマがもし脳内に入っている場合改善されるものですか?

なんとなくですが、私の不眠症は心理的なストレス以外に原因があるような気がしていましたが、自分でもなぜ眠れないのか不思議で、ただ5年くらい前から睡眠導入剤がかかせない生活となっています。不眠が一番辛いです。疲労感も消えません。

5年くらい前から首のリンパも腫れていて、2年前にだいぶ大きくなったため、気になり受診したところ、かなり高い数値の抗体がありました。その前に微熱、関節痛も続いていました。私はどうも免疫力が弱い体質のようです。
アセチルスピラマイシンを服用しましたが、これで脳内に入ったトキソプラズマなどの影響はなくなるのでしょうか?
不眠の原因としてトキソプラズマが中枢神経に悪影響を与えているとかがわかるものなら調べたいです。いつまでもストレスが原因ということで睡眠導入剤をもらい続けるのかと思うと気が重いです。

だいたいのお医者さんは「ないともいえないけど…」というような言い方で濁します。
もし治療があるなら不眠症も治るのかな?と思いコメントしました。
長文で失礼しました。
Posted by よし at 2009年10月31日 15:32
よしさん、こんにちは。

トキソプラズマの脳への影響は
バイオ・レゾナンス法でしか判断できないでしょうね・・・。

可能であれば、受診をお勧めいたします。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年10月31日 17:40
ありがとうございます。受診できたらしてみたいですが…場所的に難しいです(;_:)

先生のブログ参考に日々暮らしていきます。なんとなくですが、書かれていること理解できます。

じつは本当に猫っぽくなってきている自分がいて(性格もしぐさも)、ちょっともてたりすることもあるんですけど…(笑)
自分の中では寄生虫にのっとられないよう頑張っているのかもしれません。
Posted by よし at 2009年11月02日 12:19
よしさん、こんばんは。

アセチルスピラマイシンは有効だと思います。
問題は量と期間ですね。

都合がつくようでしたら、
佐賀においでくださいね・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年11月02日 18:10
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