2010年07月07日
七夕の神さま・・・?
今日は七夕です。
病棟のベテラン看護師、Kさんが・・・
「七夕の願い事を聞いてくれる神さまは
一体どの神さまなんでしょうね・・・?」
・・・と問いを発していましたが、
それを聞いていた私も・・・
『ん?
そういえば、七夕の神さまって一体誰だ・・・???』
・・・と考えてしまいました。
七夕は、中国の宮廷行事、『乞功奠(きっこうでん)』に由来しています。
『乞功奠』は、
『天帝』の娘、
『織女』(琴座、ヴェガ)と、
『牽牛(彦星)』(わし座、アルタイル)の、
星の恋物語
にちなんだ星祭り。
『ヴェガ』は養蚕や染織を司る星、
『アルタイル』は農耕を司る星と考えられていて、
『乞功奠』は、
基本的にはこの2つの星を眺め、
祭壇に針などをささげて工芸の上達を願ったものだったようです。
織女と牽牛を引き合せたのも、
2人の仲を引き裂いたのも、
1年に1回、7月7日だけ、
2人が出会うことを許可したのも、
道教の最高神、『天帝』。
よって、単純に考えると、
七夕の願い事を叶えてくれる神さまは・・・
『天帝』
『玉皇大帝』
『天皇大帝』
『北辰(天の北極)』
『北極星』
・・・と言えるでしょう。
短冊も・・・
『五色の短冊』
・・・と言って、
もともとは『陰陽五行説』でいう・・・
『赤・青・黄・白・黒』
・・・が基本。
(後に、『黒』に代わって『紫』が五色の短冊の一色になる。)
よって、七夕の神さまはやはり『天帝』であるような氣がします。
ただし・・・ 続きを読む
病棟のベテラン看護師、Kさんが・・・
「七夕の願い事を聞いてくれる神さまは
一体どの神さまなんでしょうね・・・?」
・・・と問いを発していましたが、
それを聞いていた私も・・・
『ん?
そういえば、七夕の神さまって一体誰だ・・・???』
・・・と考えてしまいました。
七夕は、中国の宮廷行事、『乞功奠(きっこうでん)』に由来しています。
『乞功奠』は、
『天帝』の娘、
『織女』(琴座、ヴェガ)と、
『牽牛(彦星)』(わし座、アルタイル)の、
星の恋物語

『ヴェガ』は養蚕や染織を司る星、
『アルタイル』は農耕を司る星と考えられていて、
『乞功奠』は、
基本的にはこの2つの星を眺め、
祭壇に針などをささげて工芸の上達を願ったものだったようです。
織女と牽牛を引き合せたのも、
2人の仲を引き裂いたのも、
1年に1回、7月7日だけ、
2人が出会うことを許可したのも、
道教の最高神、『天帝』。
よって、単純に考えると、
七夕の願い事を叶えてくれる神さまは・・・
『天帝』
『玉皇大帝』
『天皇大帝』
『北辰(天の北極)』
『北極星』
・・・と言えるでしょう。
短冊も・・・
『五色の短冊』
・・・と言って、
もともとは『陰陽五行説』でいう・・・
『赤・青・黄・白・黒』
・・・が基本。
(後に、『黒』に代わって『紫』が五色の短冊の一色になる。)
よって、七夕の神さまはやはり『天帝』であるような氣がします。
ただし・・・ 続きを読む
Posted by ゲゲゲのしげ爺 at
19:00
│Comments(0)
2009年12月25日
クリスマス・プレゼントにアメジスト
今日はクリスマスです。
矢山クリニックでは、既にクリスマスは終わってしまっていたのですが、
折角ですので、本日の朝の回診もクリスマス風に行われました。

ところで、23日の祝日に
子どもたちのクリスマス会が行われたのですが、
今年は私も参加してきました。

このクリスマス会の参加者には、
『アメジスト』で作られた小さな人型の人形がプレゼントされました。

アメジストは、紫色の水晶。
2月の誕生石とされ、石言葉は『誠実・心の平和・慈愛と癒し』。
『紫』は、聖徳太子が定めた『冠位十二階』において最高位の色。
日本では古くから最も気高い色、高貴な色とされ、
宗教的な儀式においても非常に重要視された色です。
中国や古代ローマ帝国では皇帝だけが身につけることを許された色。
紫はチャクラで言えば『サハスラーラ・チャクラ(百会)』で、
実は矢山クリニックの基本カラーとしても採り入れられている色であります。
話によると・・・
アメジストは『愛』の中でも
『愛情』よりも広い、『慈愛』の心を象徴するシンボルで、
これを身につけることにより、
邪気や不安から身を守り、
心を穏やかにし、
気高い心を持つことを助けてくれるのだそうです。
人型を模したのは、
このアメジストを自分の気高い心の分身であるとイメージし、
いつでも触れられるところに身につけ、
本来の自分の魂にアクセスしやすくするように・・・
・・・とのことでした。
『道教』の流れをくむ『陰陽道』の世界において、
人型を模した折り紙、『式神』がありますが、
不思議なことに、何かで人型を模した場合、
何か特殊なパワーが発現するようです。
『旧約聖書』、『創生記』には・・・
『神は御自分にかたどって人を創造された。』
・・・と記されており、
『人型』とは本来『神型』なのかもしれません。
アメジストで作られたこの人形は、
小さいながらも何か特殊な『氣』を発しているのが感じられ、
私は何故か妙に気に行ってしまい、その後
携帯電話のストラップとして使わせていただくことにしたのでした・・・。 続きを読む
矢山クリニックでは、既にクリスマスは終わってしまっていたのですが、
折角ですので、本日の朝の回診もクリスマス風に行われました。

ところで、23日の祝日に
子どもたちのクリスマス会が行われたのですが、
今年は私も参加してきました。

このクリスマス会の参加者には、
『アメジスト』で作られた小さな人型の人形がプレゼントされました。

アメジストは、紫色の水晶。
2月の誕生石とされ、石言葉は『誠実・心の平和・慈愛と癒し』。
『紫』は、聖徳太子が定めた『冠位十二階』において最高位の色。
日本では古くから最も気高い色、高貴な色とされ、
宗教的な儀式においても非常に重要視された色です。
中国や古代ローマ帝国では皇帝だけが身につけることを許された色。
紫はチャクラで言えば『サハスラーラ・チャクラ(百会)』で、
実は矢山クリニックの基本カラーとしても採り入れられている色であります。
話によると・・・
アメジストは『愛』の中でも
『愛情』よりも広い、『慈愛』の心を象徴するシンボルで、
これを身につけることにより、
邪気や不安から身を守り、
心を穏やかにし、
気高い心を持つことを助けてくれるのだそうです。
人型を模したのは、
このアメジストを自分の気高い心の分身であるとイメージし、
いつでも触れられるところに身につけ、
本来の自分の魂にアクセスしやすくするように・・・
・・・とのことでした。
『道教』の流れをくむ『陰陽道』の世界において、
人型を模した折り紙、『式神』がありますが、
不思議なことに、何かで人型を模した場合、
何か特殊なパワーが発現するようです。
『旧約聖書』、『創生記』には・・・
『神は御自分にかたどって人を創造された。』
・・・と記されており、
『人型』とは本来『神型』なのかもしれません。
アメジストで作られたこの人形は、
小さいながらも何か特殊な『氣』を発しているのが感じられ、
私は何故か妙に気に行ってしまい、その後
携帯電話のストラップとして使わせていただくことにしたのでした・・・。 続きを読む
Posted by ゲゲゲのしげ爺 at
19:00
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2009年12月07日
武当派、羅漢気功
昨土曜と日曜の2日間、
中健次郎氏をお迎えして、
ホロトロピック・クラブ主催、
『氣功セミナー』が
矢山クリニックにて開催されました。
今回の内容は、
中健次郎先生の『羅漢(らかん)気功』、
矢山利彦院長の『易氣功』の2本立て。
半年前に行われたセミナー同様、
2日間に渡って、かなり中身の濃いセミナーとなりました。
『羅漢』とは『阿羅漢(あらかん、あらはん)』とも呼ばれ、
もともとはお釈迦さまの尊称の1つなのですが、
その後仏教における尊敬される修行者、聖者全般を
指すようになった言葉です。
『羅漢気功』は、
その名の如く
源流は禅宗の開祖・達磨大師が、
インドより中国の『少林寺』の僧侶たちに伝授した、
『仏教氣功』の1つ。
中国氣功の神髄を伝える正統な氣功と言われ、
基本的には一子相伝の形で受け継がれてきた
秘伝の氣功です。
その『羅漢気功』が、
『道教』の聖地である『武当山』に伝えられ、
本来は仏教系である『羅漢気功』に
さらに道教、仙道の方法論が加味され、
新たに編成されたのが、
『武当派羅漢気功』です。
前回のセミナーでは、
この『武当派羅漢気功』の基本である
独特で特殊な『呼吸法』、
羅漢気功を行うための準備の気功、
『予備功』の1~5(これだけでも相当凄い)、
そして羅漢気功『本功法』1~6までを
中さんにご教授していただきました。
今回のセミナーでは、
その続き、全部で18ある本功法のうち
残りの12の功法を中心に講義が行われました。
『武当派羅漢気功』の特徴は、
その名の如く
かなり武術的要素も多く含まれており、
行っていると
身体的、精神的な気合、活力
がみなぎってきます。
その功法は、
身体のインナー・マッスル(深層筋)、コア・マッスルを刺激し、
鍛える動作が多いのが特徴で、
この功法を行うと、
コア・マッスルを鍛えるだけでなく、
そのコア・マッスルを支配している
生命力
に直結する脳の深い部分、
『原始脳』を自然と整え、鍛える作用があるようです。
矢山利彦院長は・・・
『羅漢気功は、現代人が仙人になる具体的な方法だ・・・!!』
・・・と羅漢気功を大絶賛。
今後、矢山式氣功には羅漢気功が
大きく採り入れられていくことになると予想されます。
中氏のお話によると・・・ 続きを読む
中健次郎氏をお迎えして、
ホロトロピック・クラブ主催、
『氣功セミナー』が
矢山クリニックにて開催されました。
今回の内容は、
中健次郎先生の『羅漢(らかん)気功』、
矢山利彦院長の『易氣功』の2本立て。
半年前に行われたセミナー同様、
2日間に渡って、かなり中身の濃いセミナーとなりました。
『羅漢』とは『阿羅漢(あらかん、あらはん)』とも呼ばれ、
もともとはお釈迦さまの尊称の1つなのですが、
その後仏教における尊敬される修行者、聖者全般を
指すようになった言葉です。
『羅漢気功』は、
その名の如く
源流は禅宗の開祖・達磨大師が、
インドより中国の『少林寺』の僧侶たちに伝授した、
『仏教氣功』の1つ。
中国氣功の神髄を伝える正統な氣功と言われ、
基本的には一子相伝の形で受け継がれてきた
秘伝の氣功です。
その『羅漢気功』が、
『道教』の聖地である『武当山』に伝えられ、
本来は仏教系である『羅漢気功』に
さらに道教、仙道の方法論が加味され、
新たに編成されたのが、
『武当派羅漢気功』です。
前回のセミナーでは、
この『武当派羅漢気功』の基本である
独特で特殊な『呼吸法』、
羅漢気功を行うための準備の気功、
『予備功』の1~5(これだけでも相当凄い)、
そして羅漢気功『本功法』1~6までを
中さんにご教授していただきました。
今回のセミナーでは、
その続き、全部で18ある本功法のうち
残りの12の功法を中心に講義が行われました。
『武当派羅漢気功』の特徴は、
その名の如く
かなり武術的要素も多く含まれており、
行っていると
身体的、精神的な気合、活力

その功法は、
身体のインナー・マッスル(深層筋)、コア・マッスルを刺激し、
鍛える動作が多いのが特徴で、
この功法を行うと、
コア・マッスルを鍛えるだけでなく、
そのコア・マッスルを支配している
生命力

『原始脳』を自然と整え、鍛える作用があるようです。
矢山利彦院長は・・・
『羅漢気功は、現代人が仙人になる具体的な方法だ・・・!!』
・・・と羅漢気功を大絶賛。
今後、矢山式氣功には羅漢気功が
大きく採り入れられていくことになると予想されます。
中氏のお話によると・・・ 続きを読む
2009年06月21日
中健次郎さん氣功セミナー
昨日と本日の2日間、
中健次郎氏をお迎えして、
ホロトロピック・クラブ主催、
『氣功セミナー』が
矢山クリニックにて開催されました。
今回の内容は、
中健次郎先生の『羅漢気功』、
矢山利彦院長の『刀氣功』の2本立てで、
2日間に渡り、かなり中身の濃いセミナーとなりました。
『羅漢気功』は、
『少林内勁十六尊羅漢気功』と呼ばれているものが一般的のようです。
『羅漢』とは、もともとはお釈迦さまの尊称の1つなのですが、
仏法を護持することを誓った16人の弟子の方々のことを
特に『十六羅漢』と呼び、
中国や日本においては特に尊崇されているのだそうです。
『内勁』とは、
身体内部に潜在している『力』、
生命エネルギーを意味しており、
身体の外側ではなく
内側を鍛えることによって発現します。
『羅漢気功』は、
禅宗の開祖、達磨大師が、
インドより中国、『少林寺』の僧侶たちに伝授した、
『仏教氣功』の1つ。
中国氣功の神髄を伝える正統な氣功と言われ、
古くから秘伝のものとされ、
基本的には
一子相伝の形で受け継がれてきたもののようです。
その『羅漢気功』が、
中国、『道教』の聖地である『武当山』に伝えられ、
本来は仏教系である『羅漢気功』に
さらに道教、仙道の方法論が加味され、
新たに編成されたのが、
『武当派羅漢気功』です。
今回のセミナーでは、
この『武当派羅漢気功』を、中さんにご教授していただきました。
『武当派羅漢気功』は・・・ 続きを読む
中健次郎氏をお迎えして、
ホロトロピック・クラブ主催、
『氣功セミナー』が
矢山クリニックにて開催されました。
今回の内容は、
中健次郎先生の『羅漢気功』、
矢山利彦院長の『刀氣功』の2本立てで、
2日間に渡り、かなり中身の濃いセミナーとなりました。
『羅漢気功』は、
『少林内勁十六尊羅漢気功』と呼ばれているものが一般的のようです。
『羅漢』とは、もともとはお釈迦さまの尊称の1つなのですが、
仏法を護持することを誓った16人の弟子の方々のことを
特に『十六羅漢』と呼び、
中国や日本においては特に尊崇されているのだそうです。
『内勁』とは、
身体内部に潜在している『力』、
生命エネルギーを意味しており、
身体の外側ではなく
内側を鍛えることによって発現します。
『羅漢気功』は、
禅宗の開祖、達磨大師が、
インドより中国、『少林寺』の僧侶たちに伝授した、
『仏教氣功』の1つ。
中国氣功の神髄を伝える正統な氣功と言われ、
古くから秘伝のものとされ、
基本的には
一子相伝の形で受け継がれてきたもののようです。
その『羅漢気功』が、
中国、『道教』の聖地である『武当山』に伝えられ、
本来は仏教系である『羅漢気功』に
さらに道教、仙道の方法論が加味され、
新たに編成されたのが、
『武当派羅漢気功』です。
今回のセミナーでは、
この『武当派羅漢気功』を、中さんにご教授していただきました。
『武当派羅漢気功』は・・・ 続きを読む
Posted by ゲゲゲのしげ爺 at
19:00
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2009年03月21日
三夜待ち
昨夜、
私の住んでいる地域で『三夜待ち』が行われました。
この地に引っ越してきてすぐのこと・・・
妻:「〇〇日の夜、『三夜待ち』があるってよ~。」
私:「は?
『三夜待ち』って何・・・?」
妻:「さぁ・・・?
『講』みたいなものじゃないの・・・?」
私:「???
『講』って何・・・?」
我が地域の『三夜待ち』は、
月に1回、地域の男衆
が
持ち回りでそれぞれの自宅に集合し、
飲み会を行うというものです。
この『三夜待ち』の起源は、
実は『道教』『陰陽道』にありました。
干支(えと)の1つである
『庚申(かのえさる・こうしん)』の日の夜、
地域の住人が
神社やお寺やお堂に集合し、
お神酒や精進料理を供えて祭事を行い、
その後、徹夜で
飲み食い、語り合い、一晩を過ごすという、
『庚申講(こうしんこう)』『庚申待(こうしんまち)』という
習俗がありました。
なぜ徹夜で飲み食いしなければならなかったのか・・・?
その理由は・・・ 続きを読む
私の住んでいる地域で『三夜待ち』が行われました。
この地に引っ越してきてすぐのこと・・・
妻:「〇〇日の夜、『三夜待ち』があるってよ~。」
私:「は?
『三夜待ち』って何・・・?」
妻:「さぁ・・・?
『講』みたいなものじゃないの・・・?」
私:「???
『講』って何・・・?」
我が地域の『三夜待ち』は、
月に1回、地域の男衆

持ち回りでそれぞれの自宅に集合し、
飲み会を行うというものです。
この『三夜待ち』の起源は、
実は『道教』『陰陽道』にありました。
干支(えと)の1つである
『庚申(かのえさる・こうしん)』の日の夜、
地域の住人が
神社やお寺やお堂に集合し、
お神酒や精進料理を供えて祭事を行い、
その後、徹夜で

『庚申講(こうしんこう)』『庚申待(こうしんまち)』という
習俗がありました。
なぜ徹夜で飲み食いしなければならなかったのか・・・?
その理由は・・・ 続きを読む
Posted by ゲゲゲのしげ爺 at
19:00
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2009年03月03日
『ひな祭り』と『陰陽道』

本日3月3日は『桃の節句』『ひな祭り』です。
私には娘が2人いますので、
毎年、ひな人形を飾るようにしています。
例年、いつも妻に任せっぱなしだったので、
今年は私もひな人形飾りを手伝うことにしました。
(実は妻に
『たまには手伝ってよ・・・!』


・・・と怒られてしまいましたので・・・。

ひな段を組み立てて、
人形を並べていくに従い、
あることに気が付きました。
それまでなんの変哲もなかったひな人形たちが、
ある『氣』を発し出し、
ひな段自体が、ある特殊な『場』を形成しだすのです・・・!
『ほ~、今まで気が付かなかった・・・。
これ、立派な呪術じゃないか・・・!』

ひな飾りの風習自体は室町時代、
宮中貴族の間に始まり、
後には武家の間に、
そして江戸時代には庶民の間に一般化していったとされていますが、
もともとは『神道』や『陰陽道』に起源があるようです。
古来より中国では、
『上巳(じょうし・じょうみ)の節句』といって、
陰暦3月上旬の巳(み)の日に、
季節の変わり目に侵入しやすいとされていた
邪気や穢れ・不浄を、
水辺で身を清めることによって
祓うという習慣がありました。
この風習が遣唐使によって日本に伝えられ、
神道の『禊(みそぎ)の神事』と結びつきます。
また、紙製の小さな人の形
(『人形(ひとがた)』『形代(かたしろ)』)を作って、
身体を撫でたり、息を吹きかけたりして、
その人形に罪穢(つみけがれ)を移し、
海や川に流すという、
『陰陽道』の術とも結びつきます。
この、いわゆる『流し雛』が基本になって、
次第にひな人形となっていったようです。
また、ひな祭りは桃の節句と言いますが、
『道教』、『神仙道』では
『桃』は神仙に力を与える果実・『仙果』と呼ばれ、
邪気を祓い不老長寿を与える果物とされています。
『ひな祭り』は、
道教、神仙道、神道、陰陽道などが習合した、
いかにも日本的でホロトロピックな行事だったようです。
そういう目で・・・ 続きを読む
Posted by ゲゲゲのしげ爺 at
19:00
│Comments(4)