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Posted by さがファンブログ事務局 at

2012年11月09日

40過ぎたら・・・・・

あとからくる者のために         

あとからくる者のために
苦労するのだ
我慢するのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
ああ後からくる者のために
みんなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々自分でできる何かをしてゆくのだ

坂村真民 『詩集・詩国』より


Facebookのタイムラインを何気に眺めていた際、
この詩が目に飛び込んで来ました。

しげた総合診療クリニックを開院して、
はや10ヵ月。

開業に際しては、
実は私自身もメメント・モらねばならないことが度々ありました。

何のために生きるのか・・・・・?

それは・・・・・  続きを読む


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 20:54Comments(0)

2010年07月14日

6大煩悩

日々の診療の中で、
患者さんやスタッフと接していると、
実に多くの方々が、様々な・・・

『煩悩』

・・・にお悩みであるということを痛感させられます。

(自分も人のことを言えた義理ではありませんが・・・。coldsweats01

そして、この様々な『煩悩』が、
自然治癒力をブロックしている張本人であると言えます。

『5つの病因』の中央に位置しているのは・・・

『精神的ストレス』

・・・ですが、
私はこれを・・・

『煩悩』

・・・と書き換えても良いような氣がします。

『煩悩』は、仏教の基本的な用語の1つ

仏教は、世界3大宗教1つではありますが、
堅苦しく『宗教』と考えるのは止めにして、
『哲学』、あるいは、『道(どう)』であると考えると良いと思います。

『煩悩』とは、
人間の心と身体の苦しみを生みだす精神の働き。

『煩悩』は、いわば『仏教哲学』、『仏道』の核心部分で、
今から約3,000年近くも様々な流派によって研究されています。

その数は俗に108あるとされ、
『除夜の鐘』108回衝くのは
このことに由来されていると言われていますが、
流派によって
その種類は様々のようです。

ここでは、
小乗仏教の代表的一派である・・・

『説一切有部』

・・・の説に従って、
『煩悩』を大きく6つに分類して解説したいと思います。

1. 貪(とん)
2. 瞋(しん)
3. 癡(ち)
4. 慢(まん)
5. 疑(ぎ)
6. 悪見(あくけん)


1. 『貪』は、『貧乏』の『貧』ではなくて、
   『貪欲』の『貪』
   『我愛』とも呼ばれ、
   万物を必要以上に求める心、むさぼる心です。
   『生』きることへの過度な執着は、
   『貪』という煩悩になってしまうため、
   医療においてはそのバランスが大切になってきます。

2. 『瞋』は怒り
   特に、自分の『エゴ』に触れた時に生じる怒りのことを指します。
   『シャドー』に触れた時の怒りは、
   実に激しいものがありますが、これも『瞋』に分類されます。

3. 『痴』は、『愚痴』の『痴』
   『無明』とも呼ばれ、直接的には『迷い』のことを指します。
  
1.~3.は、煩悩の中でも特に『三毒』『三不善根』と呼ばれる煩悩です。)

4. 『慢』は『我慢』の『慢』
   他人と比較して思い上がり、他人を侮る心です。
   何事も謙虚さが大切です。
   
5. 『疑』は『疑問』の『疑』
   真理に対して、まず疑ってかかる心です。
   素直さが大事ということでしょうか・・・。

6. 『悪見』は、文字通り、『悪い見方』をすること。
   『不正見』、『我見』とも呼ばれ、
   自分勝手な解釈をして、物事を素直に、正しく観ようとしないことです。

中でも、最近、私が最も注目し、氣にかけている根本煩悩が・・・

『悪見』

・・・です。

『果たして、自分は物事を正しく観ることができているか・・・?』

このような、言わば『セルフ3』客観的な視点は非常に大切で、
煩悩の塊である『セルフ1』の雑音に惑わされることなく、
できるだけ真理の塊である『セルフ2』
近づくことができるようにすることが・・・

『実存的変容(ホロトロピック・チェンジ)』

・・・には必要です。

『悪見』がクリアできれば、
残りの5煩悩・・・

『疑・慢・痴・瞋・貪』

・・・が、自然にクリアできると思います。

さて、『悪見』には5種類があると言われていて・・・  続きを読む


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00Comments(0)代替療法

2010年05月30日

『ありがとう』をありがとう

『リモ・ヴュー』
『くまのプーさん』のセッションを行った次の日の朝のこと・・・。

その日、矢山利彦院長は毎月恒例の・・・

『船井塾』

・・・のために出張で不在。

そのため、
朝の回診は私が中心となって行いました。

一人ひとり、入院患者さんを診察し、
最後の患者さん、Yさん46歳、女性)の部屋に入った瞬間・・・

『あ、くまのプーさん・・・。』coldsweats02

Yさんディズニーのキャラクターがお好きなようで、
(特にドナルド・ダック
たまたま偶然にも
くまのプーさんのTシャツを着ておられたのでした。

『ハハハ・・・。
 これもシンクロニシティの1つなんだろうな・・・・。』
coldsweats01

Yさんは、命にも関わるような重いご病気で、
矢山クリニックに数ヶ月入院されていた患者さんです。

この度、一通りの治療を終了され、
無事に退院となられました。happy02

退院に際し、
私どもは、Yさん
とても素晴らしいメッセージをいただきました。

そのメッセージをご紹介したいと思います・・・。  続きを読む


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00Comments(0)

2009年10月04日

ネイティブ・アメリカンの伝説

ネイティブ・アメリカンクルー族の伝説より・・・

『大昔、動物がついに人間への我慢を切らしてしまいました。
 
 人間は、獣や魚を捕っても、その一部しか食べず、
 後は腐るままにして無駄にしてしまうし、
 動物が少なくなっても狩りをし続けたからです。
 
 母なる大地に共に生まれ、
 最も後から生まれた、弟妹である人間たちを生き延びさせるために、
 動物たちは人間の犠牲になることに合意したというのに・・・。
 
 兄姉である動物たちに対する感謝の心を忘れた人間たちに、
 動物たちは互いに話し合って、
 『病気』を送って懲らしめることにしました。
 
 頭痛、腹痛、関節痛、リウマチ・・・

 しかし、病に苦しむ人間たち姿を目の当たりにして、
 動物たちは哀れみを感じ出します。

 そこで、一部の人間たちの夢に出て、
 病気の原因、理由を告げ、
 癒しをもたらす歌や、
 薬となる植物の見つけ方、
 汗をかいて心身を浄化する儀式などを教えました。

 こうして、人間は既に送られてしまった病気からは逃れることができませんでしたが、
 夢のお告げを受けたメディスン・マンの助けを借りることにより、
 人間は病気から救われるようになりました。

 人間は、動物を真似て踊り
 その許しを乞い、
 狩りのしすぎを慎み、
 人間のために死んでいった動物たちを丁寧に扱うことにより、
 兄姉である動物たちによって癒されるのでした。

 人間は、粗末に扱った動物から、
 懲らしめとして病気を送られてしまいましたが、
 同時に病気を癒す術も授かったのです・・・。』


扶桑社文庫、エリコ・ロウ『アメリカ・インディアンの書物より賢い言葉』より、一部改編)

このクルー族の伝説は、
現在でも立派に通用するお話です。

『病気の原因、理由』『5つの病因』

『癒しをもたらす歌』『音楽療法』

『薬となる植物』『生薬』『漢方薬』

『汗をかいて心身を浄化する儀式』『デトックス』『ハイパー・サーミア』

『動物を真似て踊る』『小周天氣功法』鳥の型、亀の型、龍の型、熊の型

そして、その根底にあるものは・・・  続きを読む


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00Comments(2)代替療法

2008年11月05日

悩みの根本原因、『根本煩悩』

人はなぜ、病み悩み苦しむのか・・・。

ホロトロピック・センターは、
病気の症状をただ取るだけではなく、
利用者の方々の、
人間性の向上
心・意識・魂の成長・進化
いわゆる『実存的変容』をお手伝いすることが
究極の目標です。

唯識の世界では、
心にしょっちゅう発生する悩みという症状が、
20種類『随煩悩』として整理・分類されていますが、
その根本原因は、
『随煩悩』の奥に存在する『根本煩悩』にあると分析されています。

仏教においては、一般的に、
『根本煩悩』は、以下の6種類に分類されています。

1.貪(とん)・・・むさぼり
2.瞋(しん)・・・いきどおり、怒り
3.癡(ち)・・・おろかさ
4.慢(まん)・・・たかぶり、思い上がり
5.疑(ぎ)・・・うたがい
6.悪見(あっけん)・・・あやまったものの見方


そしてさらに、唯識では、
その根本煩悩の深層に、
さらなる4つ『根本的基本煩悩』があることを指摘されています。
それは・・・  続きを読む


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00Comments(6)代替療法

2008年10月29日

豊かな心の種まき運動

『ピンチの裏側』で有名な詩人、
山本よしきさんは、
平成のこの時代、
日本人が
物質的には豊かになった反面、
心が貧しくなってしまったことを憂い、
『根本の学』
(儒教・仏教・神道を基礎にした礼儀道徳等を学ぶ人間学
を通じて、皆が
優しくて、思いやりがあって、豊かな心を持っている、
そんな日本をつくりたい・・・との思いで、
『豊かな心の種まき運動』をなさっています。

『豊かな心』とは、一体どんな心なのか・・・?

山本さんは、その例として、
以下の10の心を挙げておられます・・・。  続きを読む


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 20:00Comments(4)生き方

2008年07月10日

我慢してはいけません・・・。

我慢とは、
一般的には辛抱忍耐という意味ですが、
本来は仏教用語で、
『おごりたかぶること。自分を偉いと思い、他人をばかにすること。』
を意味します。

矢山利彦先生も、この『慢心』を強く戒めていますが、
仏教哲学では、『七慢』と言って、
この『慢心』が、非常にわかりやすく分類されていますので、
紹介したいと思います。

1.高慢  
  『ろくでもないのは、皆他人・・・。』  
  自分の方が上だと思う慢心。

2.過慢  
  『ホントはあいつも俺くらい・・・。』
  自分よりも過ぎた人なのに、
  自分と同じくらいと思い上がって安心する慢心。

3.慢過慢  
  『立派な人より、俺が上・・・。』  
  相手が上であっても、自分と同等だと思う慢心。

4.我慢  
  『俺は優れているんだから、変わる必要なんてないも~ん・・・。』  
  自分の考えは変わらないと思い上がる慢心。

5.増上慢  
  『いちばん優れているのはこの俺様だ!』
   自分は悟った、極意を得たと思い上がる慢心。

6.卑下慢(ひげまん)
  (心の奥底ではそう思ってもいないくせに・・・)
  『いえいえ、私はその程度の人間でございます・・・。』  
  劣等感、コンプレックスは、実は慢心の裏返し。

7.邪慢 
  『徳もないのに、したり顔・・・。』  
  自分には徳があると思い上がる慢心。

面白いのは・・・  続きを読む

Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00Comments(2)生き方