2008年10月23日

『精神的ストレス』と『煩悩』

5つの病因論の中心に位置する
『精神的ストレス』に対し、
矢山クリニックでは、
フラワー・エッセンスをはじめ、
ホロトロピックな様々なアプローチを行いますが、
『精神的ストレス』は
病気の根本的原因であり、
最も根深く
最も対処が困難な問題です。

『精神的ストレス』
・・・すなわち人間の身心の苦しみを生みだす精神のはたらきを、
仏教の世界では『煩悩(ぼんのう)』と呼びます。

煩悩は、一般的には108あると言われていますが、
一説では64,000(!)face08もの種類があるとする宗派もあるようです。

仏教の中でも、大乗仏教唯識瑜伽行派(ゆいしきゆがぎょうは)では、
普通、心にしょっちゅう浮かんでくる主な煩悩のことを、
『随煩悩(ずいぼんのう)』と呼んで、以下の20種類に分類しました。

1.忿(ふん:怒り)
2.恨(こん:恨み)
3.覆(ふく:罪を隠したり、ごまかしたりすること)
4.悩(のう:悩み)
5.嫉(しつ:ねたみ、嫉妬)
6.慳 (けん:自分だけの利益を考え、人に施す心が無い状態。
        ものおしみ。ケチ)
7.誑 (おう:だますこと、たぶらかすこと)
8.諂(てん:こびへつらい)
9.害(がい:慈悲の心がない状態。傷つけること)
10.憍(きょう:おごり)
11.無慚(むざん:内的な無反省。自分に対して恥を知らないこと)
12.無愧(むき:外的な無反省。他に対して恥を知らないこと)
13.掉挙(じょうこ:のぼせあがること)
14.惛沈(こんじん:落ち込み、暗く沈んだ心)
15.不信(ふしん:不実、真心のなさ。不信用。)
16.懈怠(けたい:怠け、おこたること)
17.放逸(ほういつ:いい加減、だらしなさ)
18.失念(しつねん:物忘れ)
19.散乱(さんらん:気が散ること、心が穏やかでないこと)
20.不正知(ふしょうち:正しいことが何であるか知らないこと。認識不足)

精神的ストレス、悩み、煩悩というものは、
人間、誰もが多かれ少なかれ持っているものです。

唯識では、煩悩がある状態病気と同じような状態であるととらえ、
それぞれの煩悩を症状のようなものとしてとらえているようです。

そして、『煩悩』という症状がある人を、
『凡夫(ぼんぷ)』と呼んでいます。

凡夫とは、一般的には
「普通の人、平凡な人、平均的な人」
・・・という意味なのですが、
唯識では、
「煩悩という症状にお悩みの、病気の人」
・・・という意味あいが含まれてきます。

唯識派にとっては、
煩悩は治療すべき病気であり、
治療できる病気であると考えられていたようです。

そして、唯識には、その煩悩という病気に対する治療法が、
伝えられています・・・。

矢山クリニックは・・・
ホロトロピック・センターですので、
この唯識を、現代風に、気功的に読み解き、
治療に応用したいと考えています・・・。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 20:00│Comments(2)代替療法
この記事へのコメント
『この唯識を、現代風に、気功的に読み解き』…

わたしは唯識を説明するのが難しいのでずっと考えてました。
「浮かんでは消える」ホログラムみたいなものだろうか?

氣も見えないけど確かにそこにある。

次回「パラボラホログラム鏡」を持ってきます。

そこに物を入れるとスターウォーズに出てくるホログラムのように立体で擬似ホログラムが出ます。

数学の「虚数i(電子工学ではj)」の説明に使えそう。

右回りコイル入れたらどうなる?虚像でも氣出るかな?
もし出たら「見る気功装置」になるね♪
くまもとの井手@PIC16F84Aで勉強中
Posted by くまもとの井手 at 2008年10月24日 10:18
井手さん、こんにちは。

「パラボラホログラム鏡」・・・
なんだか面白そうな鏡ですね!!

楽しみにしています。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2008年10月24日 18:20
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