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Posted by さがファンブログ事務局 at

2008年09月28日

化学物質汚染と寄生虫感染

2002年
アメリカペンシルベニア州立大学
ジョセフ・キーゼッカー助教授たちが・・・

『アメリカや日本などで発見例が増えている
 カエルの脚の奇形は、 
 農薬などの化学物質汚染と、 
 寄生虫感染の 
 2つによる相乗効果で起こっている。』


との実験結果を、アメリカ科学アカデミー紀要に発表されました。

池に流入するアトラジンや、ピレスロイド系農薬などの
化学物質の有無や、
吸虫という寄生虫を媒介する巻き貝の有無と、
奇形発生との関連を調査されたのです。

奇形は、寄生虫が存在しなければ発生しませんでしたし、
寄生虫と同時に、
ごくわずかでも農薬が存在すると、
最大で10倍近くも奇形の発生率が高くなっていることが判明しました。

化学物質による体内環境汚染が、
カエルの免疫能を弱め、
寄生虫に寄生されやすくなり、
その相乗効果の結果、
遺伝子染色体が損傷し、
奇形が起こっていたのです。

ジョセフ・キーゼッカー助教授は、

「環境破壊や化学物質汚染が
 感染症を増やしているケースが
 カエル以外にも存在する可能性がある」


と指摘されていますし、また・・・

「環境破壊に敏感なカエルに関する結果は、
 環境破壊と人間の感染症の増加を考える上でも重要だ」


・・・と述べられています。

カエルなどの両生類の世界で生じていることが、
人類の世界にも生じていないはずがありません。

「5つの病因論」によると、
寄生虫などの潜在感染や、
化学物質による体内環境汚染
現代の病気の原因1つになっています。

矢山利彦院長が・・・  続きを読む


Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00Comments(2)