2009年06月08日

魂の言葉(いのちのことば)

昨日、妻に誘われて『ゆめタウン佐賀』に出かけました。

『ゆめタウン』には『紀伊国屋書店』があり、
私はそこで偶然にも芦原英幸館長の最期の書、
『魂の言葉(いのちのことば)』福昌堂)を発見しました。

芦原英幸館長は、
新国際空手道連盟『芦原会館』の創始者。

学生時代、私は芦原空手をしていました。
当時、数ヶ月に1回福岡で行われる昇給・昇段審査や、
年に1回、芦原会館本部道場のある松山で行われる合宿
芦原館長に直にお会いするのをとても楽しみにしておりました。

芦原館長は、鬼のように強く、そして人間味あふれる、
素晴らしい人物でした。
その身体からは、
それまでに見たことも感じたこともないような、
まるで燃え上がるようなのような
独特の『氣』を発しておられました。

芦原空手の特徴は、『サバキ』にあります。
『サバキ』とは、
芦原館長が一生涯をかけて創りあげた
攻防一体の『技』の総称です。

正面からの力と力のぶつかり合いを避け、
相手のサイドやバックに回りこんで攻撃されないポジションを得、
打たれずに打ち、倒されずに倒すことができます。

後に、私は空手に応用しようと、
合気道の道場にも通うようになるのですが、
合気道の稽古に参加した際・・・

『な~んだ・・・。
 この技はサバキの応用じゃないか・・・!!』


・・・なんてことを思ってしまうほど、
サバキの凄さ、凄まじさを再認識したことがありました。

学生時代、私は黒ブチのメガネをかけていましたので・・・

『お~い、佐賀医大のメガネ・・・!!』

『お、押忍っ・・・!!』

・・・という風に、芦原館長には『メガネ』と呼ばれていました。
今では実に良い思い出です。

『芦原館長より強い存在はないんじゃなかろうか・・・?』

・・・なんてことも思っていましたが、
芦原館長はその後、
『筋萎縮性側索硬化症(ALS)』という病気を発症してしまわれます。

地上最強の男も、
この難病中の難病には勝つことができず、
平成7年4月24日、お亡くなりになりました。
(享年50歳

この、『魂の言葉』は、芦原館長の最期の言葉をまとめ上げた書です。

私は、この書を涙なしで読むことはできませんでした。

平成7年当時・・・
私は既に医師となっており、
芦原空手からは離れていました。

しかし、芦原空手の精神は、
今でも、
医療の現場、
ホロトロピックの現場で立派に活きています。

コミュニケーションの基本は1対1
私は、コミュニケーションは
いわば、『組み手』のようなものであると考えています。

(別に殴り合うわけではありませんが・・・。)

特に、医療におけるコミュニケーションは、
人さまの尊い『生命(いのち)』がかかってくるわけですから、
尚更のこと、より『組み手』の感覚が必要であると思うのです。

芦原空手、そして芦原英幸館長には、
実に様々なことを学ばせて頂きました。
今更ながらではございますが、深く深く深謝したいと思います。

                                   ・・・押忍


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 20:50│Comments(2)生き方
この記事へのコメント
「芦原英幸」という名前は、空手バカ一代をとおして知りました。コミックとは言え自分の中ではヒーローですね。
その後、「地上最強のカラテ」を通して、またはビデオでの動きを見てサバキの凄さを知ることができましたが、まさに空手職人という感じを受けました。初めて極真会館の全日本空手道選手権大会を見に行った時に頂いたサインを今も大事に持っています。
自分は今は空手よりも気功を行っていますが、芦原師範に倣って気功職人を目指したいと思います。
懐かしい話をありがとうございました。 
Posted by オリオン at 2009年06月08日 23:46
オリオンさん、こんばんは。

「空手バカ一代」
「地上最強のカラテ」
「四角いジャングル」

・・・etc

懐かしいですね・・・!!
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年06月09日 20:53
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