2009年09月12日

覚悟ノススメ

私の診察室診察室1)の壁には、
各種の日めくりカレンダーが飾られています。

(最近、『13の月の暦』マヤン・カレンダー)が仲間入りしました。)
覚悟ノススメ
その中の1つ
(株)弘園社の日めくりカレンダー、
『う・た・し ごよみ』の本日、12日の内容は・・・

『覚悟
 
 災難に遭いそうになったら、遭う。
 病気になりそうになったら、なる。
 死にそうになったら、死ぬ。

 それが災難よけの最良の方法。

              良寛和尚の言葉』


・・・でした。

良寛和尚は、江戸時代に活躍した禅宗曹洞宗)の僧侶。
子どもが大好きで、
酒(般若湯)も嗜み、
広く一般庶民に愛されました。

また、歌人、詩人、書家としても非常に有名です。

良寛和尚のこの言葉には、物凄く深いものがあります。

『病気になりそうになったら、なる』
 
『死にそうになったら、死ぬ』


・・・のくだりは、とても考えさせられる内容で、
我々は医療従事者でありますので、
中々、このようなことを言える立場にはありませんが、
良寛和尚のこの言葉の中には、
1つ真理が表現されていると思います。

逆説的ではありますが、
このような心境に至った時、
『覚悟』が出来た時にこそ、
治らない病気が治ったり、
死を免れたりすることがあって、
良寛和尚の仰る通り、まさしく・・・

『災難よけの最良の方法』

・・・となるのです。

ところで・・・
『覚悟』とは、もともとは仏教用語で、
『さとりをひらく』ことを意味します。

『覚る』も、『悟る』も、
ともに『さとる』と読みます。

『災難に遭いそうになったら、遭う』
『病気になりそうになったら、なる』
『死にそうになったら、死ぬ』


覚悟』するとは、
『覚り(悟り)』を得ることに他ならず、
実はそこに
『メメント・モリ』
『実存的変容』
大きなヒントが隠されているのです・・・。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)生き方
この記事へのコメント
「病気になりそうになったら、なる」こういう生き方をしてきて学んだのは、病気は100%自分の責任ということ。自分が、選んでいるいうこと。「死にそうになったら、死ぬ」こういう生き方をして学んだことは、病気が治るということ。やっぱり「災難よけの最良の方法」だと思います。
Posted by ビデオ派 at 2009年09月13日 20:23
ビデオ派さん、こんばんは。

こういうことは、やはり体験者が仰った方が
説得力がありますね・・・。

コメント、ありがとうございます。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年09月14日 19:20
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