2009年07月08日

『精力善用、自他共栄』

矢山クリニックでは
朝、始業前に全員で氣功を行った後、
職員が交替で本を音読し、
身体を整えてから仕事を始めます。

現在読んでいる本は、
矢山利彦院長の朋友にして義兄弟
時津賢児氏の
『武道の力』大和書房刊)。

本日の内容は・・・

武術とは何か?
武道とは何か?

『世界に誇れる「武道コンセプト」をつかむ』というテーマで、
講道館柔道の創始者、『柔道の父』
嘉納治五郎氏の思想が紹介されていました。

嘉納氏は教育者としても知られており、
毎週日曜日の早朝6時から
講道館道場にて、
塾生に処身法講義を行われていました。

その要旨とは・・・
1.人生の目的を立て専心勉励せよ
2.目前のことに迷わず、将来の大成を期せよ
3.自己一人の力が、よく国を興すことを自覚し
   自身を持って勉励せよ
4.国際社会における日本の位置を考え、国家の柱石となる人物となれ


・・・というものであったそうです。
この講義は、1900年代初頭より行われていたものですが、
現在でも、どの分野でも立派に通用する内容です。

さらに、1921年に創立された『講道館文化会』では、
次にように述べられています。

1.精力の最善活用は自己感性の要訳なり
2.自己の完成は他の完成を助けるによって成就す
3.自他完成は人類共栄の基なり


この言葉はその後・・・

『精力善用、自他共栄』

・・・と要訳され、講道館柔道の根本精神になりました。

私は柔道の経験が全くありませんが、
その根本思想に、
ホロトロピックの精神が含まれていることに、
大きな感動を覚えました。

日本が世界に誇れる『武道コンセプト』とは、
『ホロトロピック・マインド』に他ならない・・・!!

・・・そんな気がします。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)生き方
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