2009年01月09日
過去のすべてに感謝する。
本日の、『小林正観さん 日めくりカレンダー』です。
『過去が積み重なって 現在に至ったこと、
過去のすべてに 感謝すること。
すべての「因」に感謝する「心」が「恩」。』
今朝、これを観て、私は思わず、
『う~ん・・・』
と唸ってしまいました・・・。
仏教では、
『因(いん)』
『縁(えん)』
『果(が)』
という言葉がよく使用されます。
『因(いん)』とは原因を、
『縁(えん)』とは結果を生ずる条件、縁起を、
『果(が)』とは結果を表します。
これより、『因縁(いんねん)』や『因果(いんが)』という
言葉も生まれました。
『縁起(えんぎ)』とは
これも仏教用語で、
仏教の中心・根本をなす思想であり・・・
『一切のもの(精神的な働きを含む)は、
種々の原因や、縁によって生起する』
『この世界のあらゆる命やモノは、
すべてつながり関係し合っていて、
それ単独で存在するものは何一つない』
・・・ということを意味しています。
因があって、縁があって、そして果があり、
その積み重ねが『過去』を作り、
その過去が新たな『因』や『縁』を作り、
そしてまた新たな『果』である
『現在』『未来』を作っていくのです。
病気の治療において、
最終的に残る、
最も根深く、
最も対処が困難な問題は、
『5つの病因論』の中心に位置する
精神的ストレス、『心』の問題です。
病気や病状が重ければ重いほど、
患者さんの抱えておられる
『心』の問題が重要になってきます。
これは、経験的にしか言えないことではありますが・・・
過去を引きずったり、
悔やんだり、
恨んだり、
否定したり、
見ないようにしたり、
抑圧してしまったりしておられる患者さんほど、
自然治癒力が発動しにくく、
病気が治りにくい傾向にあるのです・・・。
過去が積み重なって
現在に至り、未来を創っていく
・・・ということを理解せず、
安易に過去を否定してしまうと、
現在を否定し、
未来を否定してしまうようなネガティブな『因』や『縁』を生み、
ネガティブな『果』を生んでしまいます。
過去を受け入れ、
すべての『因』、
すべての『縁』、
すべての『果』、
すべての『過去』に感謝できた時、
人は実存的変容が起こり、
たとえ死に至るような難病でも、自然治癒していくようです・・・。
悔やんだり、
恨んだり、
否定したり、
見ないようにしたり、
抑圧してしまったりしておられる患者さんほど、
自然治癒力が発動しにくく、
病気が治りにくい傾向にあるのです・・・。
過去が積み重なって
現在に至り、未来を創っていく
・・・ということを理解せず、
安易に過去を否定してしまうと、
現在を否定し、
未来を否定してしまうようなネガティブな『因』や『縁』を生み、
ネガティブな『果』を生んでしまいます。
過去を受け入れ、
すべての『因』、
すべての『縁』、
すべての『果』、
すべての『過去』に感謝できた時、
人は実存的変容が起こり、
たとえ死に至るような難病でも、自然治癒していくようです・・・。
Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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