2009年01月04日

『救世主のマニュアル』

『かもめのジョナサン』で有名な作家、
リチャード・バックの作品
『イリュージョン』に、
『救世主のマニュアル』という本が登場します。

この本は、皮革装丁小ぶりの本で、
救世主、ドン・シモダが、
主人公リチャード

「見たければ見ていいよ・・・」

・・・といった感じで、手渡してくれます。

このマニュアルが、実に示唆に富んだ内容で、
リチャードと伴に、私も学ぶことが多くありました。face02

『君にふりかかること全ては訓練である。
 すべては訓練として役に立つのである。 
 訓練であることを自覚しておけば、
 君はそれをもっと楽しむことができる。』


『生涯を通しての
 唯一の義務は
 自分に忠実であることだ。
 他の誰か、他の何かに忠実であることは
 不可能であるばかりか、
 贋の救世主のしるしである。』


『答えは一つではないことがわかる。』

『いちばんうまく教えられるのは、
 自分がいちばん知りたいと思っていることである。』


『未来からは何も学ぶことがない、
 そう確信するまでは、
 起こりうる未来から目を背けてはならない。』


『苦難をもたらすもので
 人のためにならないようなことは
 一つもない。』


『人が苦難を求めるのは、
 自分のためになるからである。』


『自分の現界について
 議論するがいい。
 きっと、
 それがあなたの限界である。』


『世界は
 ドリルであり、
 そこで行われているのは計算である。
 それは真実ではない。』


『誰の人生にも起こる、
 様々な出来事は、
 すべて自らが引き寄せたものである。
 それをどう処理するかは
 本人が決めることだ。』


『生きていれば、
 使命は終わっていない。』


『毛虫が世の終わりと考えるものを、
 救世主は蝶と名づける。』


『この本に書かれていることは
 全部まちがいかもしれない。』


このマニュアルの不思議なところは・・・
自分に何か悩みがあったり、
知りたいことがあったとき、
ただ、パッと開けば、そこに答えが書いてあるのです・・・。

「不思議な本だ!」

「いいや、どの本でもそうすればいいんだ。
 じっくり読みこめば、古新聞でも同じことができるのさ。」


以前、友人に『魔法の杖』という、
『ビブリオマンシー』書物占い)の本を教えてもらったことがあります。

この本を手に持ち、
質問(ただし、イエスノーかで答えられる)をします。

そして、ここだと思ったところをパッと開きます。

そこに書いてあることが、質問の答えになっている・・・

という本です。

しかし、救世主ドン・シモダによれば、

「どの本でもそうすればいい」

・・・のだそうです。

何かに迷ったら、
何気に、傍にある本を手にして、
何気に開いてみてください。

そこに、あなたの欲する答えが書いてあります。

その本は、あなたの『救世主のマニュアル』になるのです・・・。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)生き方
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