2009年07月07日

『自我の確立』から『実存的変容』へ

ホロトロピック・ネットワーク代表の天外伺朗氏に、
以前、『自我の確立』に関する話をお聞きしました。

自我の確立にいたるプロセスには・・・

1.初期自我(~4歳
2.中期自我(~7歳
3.後期自我(~12歳
4.成熟自我

・・・の4つの階層があります。

しかし、これは個人差がかなりあるようで、
毎日の診療で数多くの方々にお会いしている中で、
一見、大人になって、健全な社会生活を営んでおられるように見えても、
実は後期自我にまでたどり着けていない方が
結構いらっしゃることに気付かされます。
アダルト・チルドレン

初期自我は、
本能、感情、思いがそのままストレートに行動に繋がる段階です。
弘法大師空海『秘密曼荼羅十住心論』でいえば、
第1住心『異生羝羊心(いしょうていようしん)』の段階。

中期自我は、
親や周りの大人たちから受けるしつけ社会的規制から
良心道徳観に目覚め、
本能や感情、フロイトのいう『イド』をコントロールし始める段階。
『秘密曼荼羅十住心論』でいえば、
第2住心『愚童持斎心(ぐどうじさいしん)』 
第3住心『嬰童無畏心(ようどうむいしん)』辺りの段階といえるでしょう。

後期自我は、
反抗期などを経験し、
親に対する依存関係を解消、いわゆる精神的な自立を成し遂げる段階。
フロイトのいう『超自我』が健全に形成され、
理性イドとの葛藤を上手く処理し、
立派に自立し、
誰にも依存しないで、
健全な社会生活を営めるようになります。
『秘密曼荼羅十住心論』でいえば、
第4住心『唯蘊無我心(ゆいうんむがしん)』の段階でしょうか。

矢山クリニック
ホロトロピック・センターですが・・・
その究極の目標は、
患者さんや、そのご家族、
利用者の方々、
スタッフ全員、
自分自身の『実存的変容』の達成にあるといっていいでしょう。

その『実存的変容』に至るまでには、
まずはしっかりとした自我の確立が必要です。

いきなり『実存的変容』になど、
そう簡単に、なかなか行けるものではありません・・・。face07

『実存的変容』を目指して、
まずは後期自我の確立、
そして成熟自我の確立が必要であることを
深く深く思案する今日この頃です・・・。face02


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)代替療法
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