ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

『みんななかなかやらないだけ』
でも少し述べましたが、
良いと思ったことを直ぐ実行に移したり、
悪いと思ったことを直ちに中止できる人に、
そうなかなかお会いできるものではありません・・・。

（酒、タバコ、甘いもの・・・etc）

しかし、患者さんのライフ・スタイルや
心の持ち方、
ものの考え方などが、
病気に大きく影響する以上、
病気を治療していくに当たって、
我々はその根本的問題に対応していく必要に迫られます。

特に当院はホロトロピック・センターでもありますので、
いわゆる『対症療法』によって
症状だけを取り去って、
それで『治療終了。ハイ、さようなら・・・。』に
してしまうわけにはいきません。

そこで、私は・・・
『行動科学』
『行動分析学』
『行動科学マネジメント』
・・・などに注目し、
病気の治療に応用できないか、
研究してみました・・・。

『行動科学マネジメント』とは、
『行動科学』『行動分析学』をベースとする人材育成メソッドで、
人間の行動原理に立脚したマネジメント手法と言われています。

患者さんの問題行動を、
よりよい方向へ変容させるため、
この『行動科学マネジメント』を応用しようと考えたわけです。

酒、タバコ・などの悪習慣、
すなわち『止めたい行動』を減らし、

早寝、早起き、気功などの良習慣、
すなわち『続けたい行動』を続けるにはどうすれば良いのか・・・？

『行動分析学』では・・・

「『行動』と『結果』の因果関係に、
　個人の性格や精神力は関係ない」

・・・と考えられています。

私のような修行派の人間は、
『精神論』『根性論』が大好きなのですが、
精神論で人が動くのならば、誰も苦労はしません・・・。

人間が行動するには、明確な理由、動機づけが必要であり、
その動機によって人間は行動するのだそうです。

ではその明確な理由、動機とは一体何か・・・？

それは、『必要性（ニード）』と『利点（メリット）』であり、
人間は、この2つを得るために行動します。

その有益な『行動』を『実行』できない理由は・・・

1. やり方がわからない。
2. やり方は知っているが、続け方がわからない。

・・・の2つであり、その行動を実行するためには・・・

1.行動の成果をビジュアル化（見える化）すること。
2.ごほうびを用意すること。

・・・が必要とのことでした。

『行動』したくなるような『理由』さえあれば、
人は必ずやる気になるし、
「しなさい・・・」と言われなくても、
「するな・・・」と言われても、
勝手に自ずから行動するのだそうです。

そういえば、私も子供の頃、
夏休み、
必ず早起きして『ラジオ体操』に通っていたことを思い出しました。

今考えたら、
『何が楽しくて毎朝通っていたのだろう・・・？』
なんて思うのですが、
よく考えたら、
『ラジオ体操のカードに印鑑を捺してもらうのが嬉しかった』
『ラジオ体操に通うと、何か景品がもらえた』
・・・という2つの理由で通っていたことを思い出しました。

そこで、『気功』という有用な行動を実行して習慣化していただくために、
気功のポイントカードを、当院のスタッフに、早速作成してもらいました。
それが、このカード・・・

通称、『亀カード』です。

気功教室に1回参加すると、
亀の甲羅にサイン、印鑑が貰えます。

そして、亀の甲羅がサイン、印鑑で一杯になったら、
ある景品が貰えます。

その景品とは・・・？

その答えが知りたい方は、
ぜひ、矢山式気功教室にご参加ください・・・。