ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

『ケア（care）』とは、
広義では、
世話・配慮・気配り・メンテナンス・援助すること
などを意味しますが、
医療の世界では、
特に処置・治療・看護・介護などの
医療的サービス、援助のことを意味します。

医療的『ケア』には、大きく・・・

1.フィジカル・ケア（身体的ケア）
2.メンタル・ケア（精神的ケア）

・・・の2つのケアがあります。

身体的ケアには、
痛みなどの症状を和らげるような西洋医学的治療の他にも、
アロマやマッサージ、鍼灸などの、
いわゆる『〇〇〇・セラピー』的なものも含まれます。

精神的ケアは、
通常は精神科や心療内科的な治療の一環として行われますが、
医療の現場においては
広く他科疾患に対しても行われています。

患者さんの不安感、焦燥感、怒り、悲しみ、孤独感・・・
などの精神的混乱を緩和するために、
傍にいて、
傾聴したり、
励ましたり、
優しく接したりすることなどにより、
『メンタル・ケア』が行われるのです。

『生きがいの創造』で有名な、
魂のメッセンジャー、飯田史彦先生によれば、
『メンタル・ケア』の基本として、
とにかく・・・

『大丈夫ですよ・・・。』

・・・という言葉がけがとても大切だということでした。

『なぜ、大丈夫なんですか？』

・・・と聞かれても、
あまり深入りしないで、

『とにかく大丈夫ですからね・・・。』

・・・と答えるだけでかまわないのだそうです。

下手に説明しようとすると、
ついつい逆効果になるような情報を与えてしまったり、
論理的に矛盾してきたり、破綻したり、
かえって不安感を煽ってしまう危険があるからで、
とにかく余計なことは口にしないで、
確信に満ちた元気な口調で、
穏やかな笑顔を湛えながら、
ひたすら
『大丈夫ですよ・・・』
・・・を連発するのが大事なのだそうです。

しかし、『生命』に関わるような、
難病、重病の場合、
この2つのケアだけでは対応することが難しくなってきます。

そこで必要になるのが、
『スピリチュアル・ケア』です・・・。

矢山クリニックは・・・

病気をきっかけに、
病気を治していくプロセスを通じて
意識の進化・成長を図るという、
『ホロトロピック・センター』ですので、
職員には、
『身体的ケア』
『メンタル・ケア』の2つのケアだけではなく、
『スピリチュアル・ケア』を行うための
ある程度の『能力』が要求されます。

『そう・・、そう・・・、そうなんですね・・・。』
・・・と傾聴するだけで終わってしまったり、

『・・・とにかく大丈夫ですからね・・・。』
・・・と（良い意味で）答えを曖昧にしてごまかしてしまうだけでは、
『メンタル・ケア』止まりで、
『スピリチュアル・ケア』にはなりません。

『スピリチュアル・ケア』を行うには、
ケアする側の人間が、
ある程度の宇宙観、人間観、人生観、宗教観、
いわゆる『スピリチュアル観』を持っていなければなりません。

そのため、
毎朝『氣功』を行ったり、
朝礼時、始業前に『祈り』を行ったり、
『職員研修』が行われたり、
様々な行事・勉強会が行われ、
自然に『スピリチュアル観』『スピリチュアル・マインド』が養われるよう、工夫されているのです・・・。