2008年07月12日

十住心論 6

世の中の仕組みを悟り、修行を開始する段階、
5の住心、『抜業因種心』

その次の第6住心が、『他縁大乗心』です。

にとらわれないで、
他の全ての存在に対して、
分け隔てのない慈悲の心大乗の心を生じる心です。

『大乗』とは、「大きな乗り物」の意味で、
『小乗』小さな乗り物個人の修行・解脱)に対する概念です。

『抜業因種心』のステージで、
自分自身の苦の原因を認識し、
それを抜いていく修行・訓練を積んでいくと、
気功は、非常に有効な修行・訓練になります。)
認識の力が高まり、一定の力を持つようになります。
小乗の段階)

そうすると、慈悲心が次第に芽生え、
自分進化・成長のことだけを考えるのではなく、
他の存在進化・成長のことも考え、

『こうしたらいいですよ・・・』face02

アドバイスできるようになってきます。

少し仏教的に言うと・・・

「すべての衆生を救うこと(他縁)を目的とする、
 大乗仏教の最初の段階。
 『菩薩』の境地」
とされています。

医療従事者にとって・・・
まず必要なのは、
この第6住心『他縁大乗心』であるように思います。

そして、他の存在の健康や生命を守っていくためには、
強靭な体力と精神力が必要です。

それには、第5住心『抜業因種心』も必要になります。

住心は全部で10種類ありますが、
どれか一つの住心が、
一人の人間の精神の100%を占めているのではなく、
10種類の色々な住心が、一人の人間の中に混在しています。

この住心の割合が、
その人の性格行動パターンを決定しているのです。

私のような『修行派』人間は、
『抜業因種心』の占める割合が多く、
『他縁大乗心』が少ない傾向にあるようです。

修行派人間は、
『他縁大乗心』を育て、
『慢心』することなく、
『帰依派』の方々と接する必要があります・・・。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)生き方
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