2009年03月10日

『猿田彦(さるたひこ)大神』と『椿大神社』

2月1~3日3日間
株式会社 船井ビジョンクリエイツさん主催にて、

『日本人の心の源流を辿る お伊勢参りの旅』

というツアーが行われ、私も参加しました。

『伊勢神宮』『内宮(ないくう)』
『外宮(げくう)』
『二見興玉(ふたみおきたま)神社』
朝熊(あさま)山の
『金剛證寺(こんごうしょうじ)』
内宮の別宮、『伊雑宮(いざわのみや)』
・・・などなどを参拝し、

最後は
伊勢国の中でも
最も社格の高いとされる『一宮(いちのみや)』として有名な
『椿大神社(つばきおおじんじゃ)』を参拝しました。
『猿田彦(さるたひこ)大神』と『椿大神社』
日本神話では、
『神』は大きく2種類に分類されています。

天上の神の国、『高天原(たかあまはら)』に住まう神々、
『天津神(あまつかみ)』と、
『高天原』から地上に追放された
須佐之男命の系譜に連なる神々、
『国津神(くにつかみ)』2種類です。

天津神の代表である『天照大御神』天孫)、
『瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)』が、
高天原から地上(日向国高千穂
現在の宮崎県・高千穂)に降臨される際、
『瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)』一行道案内するために、
一柱国津神が現れます。

その国津神の名は『猿田彦(さるたひこ)大神』
『猿田彦(さるたひこ)大神』と『椿大神社』
猿田彦大神を祀る神社は全国で2,000社存在しますが、
その猿田彦大神を主祭神とする総本社が、『椿大神社』なのです。

『猿田彦』という名前自体は、
手塚治虫氏の漫画、『火の鳥』にも登場するので、
よく知ってはいたのですが、
実際に猿田彦大神関係の神社に参拝するのは、
今回のツアーが初めてでした。

実際に参拝して感じたことは・・・   
まず、天津神を中心に祀ってある伊勢神宮とは
『神氣』が少し違っていたということ・・・。

そして、

『・・・ん?何かこの神社、氣が混じってるな・・・!!』

・・・ということでした。
『猿田彦(さるたひこ)大神』と『椿大神社』
実際、拝殿の四方には、
玄武朱雀青龍白虎四神の旗が配置され、
道教風水陰陽道の影響を受けているようですし、
拝殿のには、ユダヤ教のシンボル、
六芒星(ダビデの星)の一部が表現されていたり・・・。

後で知ったのですが、
この椿大神社は、中世
猿田彦大神の末裔で、
役行者を導いたという『行満大明神』開祖となり、
山岳信仰神道、仏教、道教、陰陽道などが習合して確立した
日本独特の宗教『修験道』の中心地ともなったのだそうです。

主祭神の『猿田彦大神』は、
もともとは国津神ですが、
中国や朝鮮の神、『道祖神』と同一視されたり、
日本神話に出てくる他の神々とは違って
『大猿』『天狗』のような特異的な容貌をしているとされ、
研究者の間では
『謎の神』と呼ばれることもあるようです。

『椿大神社』では、
様々な習合した『神氣』を感じることができた上に、
何故かたまゆらの写真も数多く撮影できました。(
『猿田彦(さるたひこ)大神』と『椿大神社』
『椿大神社』は、いかにも日本的な、
そしてホロトロピックな神社だと思います・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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