ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

私の次女は、地元の児童館に通っています。
４月から年長児になりました。

児童館では、週に何回か弁当の日があります。
我が家の食事は、ほとんど毎日が玄米です。
そのため、弁当も、当然のごとく玄米弁当になります。

ある日、児童館にての話・・・

お友達：「○○ちゃんの弁当は、いつも炊き込みご飯だね～。」

娘：「炊き込みご飯じゃないよ～。玄米だよ～。」

お友達：「玄米って何？」

娘：「ん？？？玄米は（考え込んで）・・・・・・玄米！！」

先生：「（笑）」

次女は、大の玄米好きです。
都合により、玄米ではなく、白米が食卓に上ろうものなら・・・

娘：「え～、白米はいやだ～！
　　　○○ちゃん（自分のこと）は玄米がいい～！！」

妻：「文句ばっかり言わないで、食べなさい！」

娘：「いやだー！だって白いご飯は、味がしないもん・・・！！」

妻：「（怒）」

玄米は、稲の果実である籾（もみ）から籾殻（もみがら）を除去した
状態のもので、まだ精白されていない米です。
玄米から糠（ぬか：果皮、種皮、胚芽などの部分）を取り除いて精白すると、
白米になります。

白米に比べ、玄米はビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を
豊富に含んでいます。
『玄米を精白した粕（かす）が白米。』
と言う人がいるほどです。
（個人的には、そこまで言うことはないのでは・・・
  と思いますが、一理はあると思います。）

娘の言う通り、玄米を食べつけると、
白米が味気なく感じるようになります。
これは、味・栄養素だけの問題ではなくて、
『気』『エネルギー』の観点からも言えることで、
白米よりも、玄米のほうが『気』『エネルギー』がはるかに高いのです。

白米は種子として死んだ状態なのですが、
玄米は種子として立派に生きています。
大地に蒔けば、芽を出します。
玄米には、『生命』が宿っているのです。

そのためか、腹持ちもいいし、量も大量に必要としません。
便秘は治るし、健康にもいいし、ダイエットにもいいと思います。
ガンの食事治療にも大活躍してくれます。

『玄米は美味しくない・・・』とおっしゃる方は・・・

玄米が美味しく感じられない方・・・、
経験的に、それはご飯の炊き方に問題があると思います。

普通の炊飯器で炊いた玄米は、確かにそれほど美味しくありません。
圧力鍋などで上手に炊くと、
それはもう美味しいもので、その美味しさは、白米の比ではありません。

外来に診察に来られるお子さん方を診ていると、
ほとんどが、ビタミン・ミネラル不足になっています。
最近、学級崩壊が問題になっていますが、
原因の一つに、ビタミン・ミネラル不足が考えられます。

食育の一環として、玄米食の啓蒙の必要性を感じます。